怪人二十面相・青銅の魔人 (岩波文庫 緑181-2)

  • 岩波書店 (2017年9月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784003118122

みんなの感想まとめ

魅力的な探偵小説が織りなす、懐かしさと面白さが融合した作品です。読みやすい文体とおしゃれな表現が特徴で、スラスラとページをめくる楽しさを提供します。特に、トリックや明智探偵の推理が巧妙に描かれており、...

感想・レビュー・書評

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  • 怪人二十面相。懐かしい。小学生の頃、夢中で読んだ。今読んでも面白かった。そして読みやすい。文体が好きだ。なんかおしゃれ。少年探偵団バンザーイ。

  • スラスラ読めて面白い。
    わかりやすく書いてあるから十二面相の正体はすぐわかるけど、そこにいたるトリックや明智探偵の推理が面白い。

  • 当時の子どもたちがどういった作品に興味を惹かれたのだろうという素朴な疑問から手に取る。児童向け文学なので大人の楽しみ方としては時代の雰囲気や懐かしさを感じられるという点なのかな。

  • 図書館の本を読む▼
    https://kguopac.kanto-gakuin.ac.jp/webopac/BB00626554

    本の内容▼
    探偵小説界の文豪・江戸川乱歩は,少年文学の大成者でもある.明智小五郎,怪人二十面相,少年探偵団の活躍する少年物は.児童文学の枠を超えて近代文学の今なお愛読される古典である.少年時に読んで夢を与え、大人が読んでも懐かしさと興趣を喚起させる.小説のヒーローたちは、夢の体現者として活躍し続ける.(解説=佐野史郎,解題=吉田司雄)
    (出版社レビューより)

  • 名探偵プリキュアが始まるので読んどかなきゃな!ということで明智探偵と小林少年が活躍する本作を読むことにしました。
    子供の頃家にあった気がする… 青銅の魔人の絵が怖かった記憶… でも内容全然覚えてなかった。

    思いの外子供向けで優しかったです。悪いやつ小林君捕まえてもちゃんとおいしいご飯用意してくれるの優しい!!
    微妙に分かるようで、あっと驚く展開があったりして楽しめました。
    小林少年めちゃめちゃ有能やんけ!

  • 「怪人二十面相」と「青銅の魔人」収録。
    小学生の頃に小林少年を真似して秘密の七つ道具を作った思い出…。今読むと、子供向けだなぁ、という語り口調、先の読める安心感のある展開。更には乱歩の趣味がことごとく封印されている。とはいえ、乱歩の入門書であるのは間違いない。

  • 文字小さめで厚さもあるけど、文体が読みやすくてスラスラ読める。
    怪人二十面相と青銅の魔人は期間が結構あいているみたいだけどそれぞれ単体でも読めるしすごく面白いから違和感もなかった。時代背景を理解してたらもっと面白いんだろうな。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00542418

  • 有名な怪人二十面相を目的に手を取ったけど、青銅の魔人のクウォリティの高さにびっくり。

    心理的・物理的なトリックの要素が揃って面白かった。
    さすがに少年少女向けのミステリーということでヒントが手厚いけど、こういった古典の作品から今のミステリーが発展していったんだとわかる作品。

    江戸川乱歩自身も昔の海外作品にかなり影響受けたようで、ホームズシリーズからの引用と思われる文が所々出てくるのも嬉しかった。

  • 明智探偵シリーズ全体に言えることですが、敬語で書かれているのがクセになりました。こういった書き方は引き込まれると思いますよ。

  •  少年向けに書かれた明智小五郎探偵シリーズに含まれる、1939年の最初の作品と、戦後1949年の作品。
     子ども向けの読み物だから、どうだかなあ、と思っていたが、読んでみるとけっこう面白かった。
     怪人二十面相というと、
    「ハハハ、また会おう、明智くん!」
     などと言う台詞を幼少期に聞いた記憶があるのは、テレビドラマか何かだろうか。はっきりとした映像の記憶は無いから、小中学校の頃にはテレビでは放映されていなかったのではないかと思う。
     この少年向け小説の語り口は、絵本の文体に近いものもある。
     小さな子に本を読んで聞かせる時は、思いっきり文章に感情移入し、全霊で「演技」をするものだ。語りの主体の情動ラインを明確にすることで、聴き手の心的なシンクロナイズを誘う。もちろん、描き出される世界は、すこぶる単純に出来ていて、物事の一面だけが描写され、ディテールはすべて捨象される。
     単純明快なこの世界は、マンガのようでもあった。古いマンガ、手塚治虫の若い頃の作品のような、正義感の強い少年を主人公とし勧善懲悪の枠組みに則った明解なマンガである。
     単純さという点では、私が小学生の頃までよく見ていたウルトラマンや仮面ライダーシリーズのようなヒーローものの特撮テレビ番組も同じだ。そうした番組を懐かしいと思って今見てみると、アラだらけの「子供だまし」の世界観なので、「いやいや。世の中そんなんじゃねえから」などとあちこち突っ込まざるを得なくなる。
     この江戸川乱歩の少年向け小説にもやはりそんなところがあるが、テレビ番組よりも読者に想像させるこうした「小説」の方が、それはそれで懐かしい世界の夢、として、そっとしておきたくもなってくる。
     手塚治虫はこの明智小五郎の少年向け冒険談シリーズを読んでいたのだろうか? 思うに、世界観にとても共通するものを感じるのだが、それは単に戦後の時代の空気であったろうか。それを支えていた倫理的な不文律の規定は、現在子どもたちが手にするコミックの世界ではもうすっかり消滅してしまっているようではある。

  • この小説は小林少年の可愛さだけで読むに値する。
    びっくりする程可愛い。尊い、尊いと咽びながら読み、読み終わった後には某二次創作サイトで小林少年を検索した程だ。(投稿数の少なさにさらに泣いたが)
    りんごのようなほっぺをした少年というところでとても愛らしいのに、明智小五郎を慕っている姿は母性本能を盛大にくすぐられる。
    特に明智探偵が日本へ帰国した際の小林少年のお出迎えは、前述に描かれている怪人二十面相と対決した時の姿と打って変わり、愛らしく尊すぎて転げまわるほどだ。
    少年という刹那の美しさが大好物な方にはおすすめの一冊である。
    (ちなみに内容は子供向けに書かれているので大変読みやすくなっている。推理小説が小説が苦手な人でも読めるかと思う。)

  • ただただ懐かしい

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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