歌の話・歌の円寂する時 他一篇 (岩波文庫 緑186-1)

  • 岩波書店 (2009年10月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784003118610

みんなの感想まとめ

短歌の成立とその変化を若い学生向けにわかりやすく解説した作品は、古典的なテーマを新しい視点で捉えています。難解な表現はほとんどなく、読み返すことでより深く理解できる楽しさがあります。折口信夫の語り口調...

感想・レビュー・書評

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  • 上代から江戸近世まで、短歌の成立と変化を、若い学生向けに解説する『歌の話』。難しい述語は殆ど無いので、読みやすかった。一首ごとに、目を止めてじっくり読むことが、ふだんはなかなかできないのだが、二度、三度、十度と読み返してみると、骨の折れる古文散文よりも、入り込みやすい。

  • 歌の天才といわれる人だけあって、上から目線満載。

    前半は、若向けの講演用なのか、毒舌がさえ渡る。
    詩人で、若者をバカにする人は珍しい~。

    後半は、文学の定義が明確でないため、本文すら理解しがたいという構造的欠陥がある。定義が曖昧ゆえ時の試練に耐えられてない。

  • 折口信夫らしい語り口調(学生向け)だった。

    明治の女性短歌が盛り上がった理由についても少し言及していて、山中智恵子が折口信夫に少し執着していた理由が分かった気がした。単に古典の先生というわけでもなく自覚していたかはわからないけれど古代に根差したフェミニズムが入っているような気もした。

    歌の話円寂するとき。後書きにも書いてあったけど要は短歌全集を一夏蔵に籠って「玉藻集」が一番良いですよと言いのけた人間が短歌の限界を明治に語り始めていて、今でも説得力があった。

    短歌はまたその時代の人の心に戻ろうとしているけれど、一過性の芸術であることから逃げようと思ったら、山中智恵子のような宙から言葉を形作り持ってくる巫女的振る舞いをするしかないのかもしれない。

    であれば、文中でもあったように消費者、批評家の方が問題ではある。

  • <閲覧スタッフより>
    民俗学者であるばかりでなく国文学においても優れた業績を残した折口信夫は、「釈迢空」という名で短歌を嗜む歌人でもあった。本書は日本文学の発生が信仰の起源と共にあるという折口独自の視点から生まれた詩歌論です。
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    所在番号:文庫||911.1||オシ
    資料番号:10194495
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  • 2010年8月13日購入

  • おひとがらがたおやかすぎる。

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著者プロフィール

歌人・詩人、国文学・民俗学・芸能史・宗教学者。筆名・釈迢空。
大阪府木津村生れ。國學院大學卒業。國學院大學教授、および慶應義塾大学教授。
1953年9月3日逝去(66歳)。能登の墓所に養嗣子春洋とともに眠る。

「2019年 『精選 折口信夫 Ⅵ アルバム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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