鴛鴦帳 (岩波文庫)

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著者 : 泉鏡花
  • 岩波書店 (1991年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003127117

鴛鴦帳 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2016.6.1(水)¥180(-2割引き)+税。
    2016.6.1(水)。

  • 再読。珍しく序文があり何かと思えば、締切が迫っているのに全然書けない、出版社に前借しちゃったから書かなきゃいけないのに書けない、挿絵とか装丁まで出来上がっちゃってるのにまだ書けない、スランプで困ってる、やっとのことで締切数か月破って書き上げた、という言い訳というか泣き言というか(苦笑)鏡花先生大丈夫ですかー

    そんな序文の先入観もあってか、どうも筆にいつもの勢いがないというか、つっかえつっかえでイマイチ読むほうも乗り切れない、終盤でやっといつもの鏡花節が戻ってきた・・・と思いつつ読んだら、解説で佐藤春夫もやっぱり同じことを言っていました。ですよねー

    ストーリー自体もイマイチ。回想で時間がいったりきたりはいつものことだけど、いつも以上に解り辛くエピソードの順番が把握しきれない。基本は芸者・照吉と板倉という男の恋愛ものなのだけど、相変わらず鏡花は女性ばかり気風が良くて魅力的で、男のほうの魅力はとんと伝わってこないので、本作ではとくに、ほんとにその男でいいの?感が否めない。

    芸者の貞操観念というのも現代人には理解がむつかしいなあ。現代に置き換えたら、惚れた女をキャバクラで働かせておきながら、他の男には指一本触れさせるなみたいなことでしょ?そこまで嫉妬するならお前が彼女を働かせないくらい稼いでこいよこの甲斐性なし!と思っちゃう(苦笑)ちょっとストーカーぽかったけど板倉よりは大八のほうがマシだった。

  • 二十年ぶりくらいに再読。佐藤春夫の解説に、前半は読みにくいが後半からは名調子…といったようなことが書いてあるが、私の読解力では全編が読みにくくもあり名調子でもあり。鏡花の作品の中では時の前後も少なく分かりやすい方ではなかろうか。価値観云々は言うだけ野暮だ。そういう世界と思って読むがいい。惜しむらくはお新と大さんが活躍して主人公・板倉の魅力が今ひとつ伝わらない。

  • 鏡花独特の流れが今一つ感じられない迷いがみられる作品でした

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