註文帳;白鷺 (岩波文庫)

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著者 : 泉鏡花
  • 岩波書店 (1936年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003127148

註文帳;白鷺 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 再読。「註文帳」は鏡花らしい美しい怪談。惚れた男を殺して無理心中しようとした芸者が、相手を殺し損ねて自分だけ死んでしまい怨念を残す。剃刀や鏡などのアイテムからじわじわと恐怖を煽る手腕は流石。

    「白鷺」のほうもちょっとした幽霊譚だけれども、話のメインは何故その幽霊が出るのかという過去回想のほうで、こちらは正直ちょっと微妙だった。幽霊になって出てくる芸者・お篠さんの境遇はそりゃとても可哀想だけれど、だからといってそれを、彼女に貢いでた男の奥さんに、その弟が美談風に語っちゃうというのはどうなのか。旦那の浮気相手の幽霊が可哀想だから親切にしろと言われても、私が奥さんなら怒るわーと思っちゃうのは現代人の発想なのかしら。それとも最近読んだ「死の棘」がまだ自分の中から抜けきっていないのかしら(苦笑)

  • 註文帳と志賀直哉『剃刀』との比較

    余裕がある
    作家生活50年

  • オーソドックスな怪談である『註文帳』と、こちらもオーソドックスな悲恋ものである『白鷺』が収録されている。代表作に比べると地味ながら、泉鏡花らしい1冊。
    『白鷺』は新派の劇と映画にもなっているらしい。

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