陶淵明全集 上 (岩波文庫 赤8-1)

  • 岩波書店 (1990年1月16日発売)
3.67
  • (8)
  • (3)
  • (11)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 147
感想 : 7
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784003200810

みんなの感想まとめ

陶淵明の全集上巻は、彼の詩やエッセイを通じて、自然との調和や人生の無常を深く味わうことができる作品です。特に『帰去来の辞』や『歳月 人を待たず』などの名句は、多くの読者の心に響き、感動を呼び起こします...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 陶淵明全集 上
    岩波文庫 赤8-1
    著:陶 淵明
    著:松枝 茂夫
    解説:和田 武司
    出版社:岩波書店

    陶淵明(365-427)の全詩(除く偽作)を網羅した全集

    本書の特長は、陶淵明が引用した、もとの古典が紹介されていることです

    全部、陶淵明が読んだかどうかはわからないが、これだけのライブラリーから、引用できるほどの知識人であったことは間違いないでしょう

     詩経 305編
     楚辞 17巻
     史記 130巻
     論語 20編
     礼記 49編
     荀子 32編
     左伝 12巻
     書経 58編(伝100編)
     漢書 100編
     後漢書 120編
     易経 64卦10翼
     孝経 今文18章古文22章伝14章
     淮南子 21巻
     孟子 14編
     列子 8巻
     荘子 33編
     魚父辞 屈原
     古詩19首(文選巻29)
     晋書 130編

    だが、陶淵明は、酒好きのさぼりがちな農夫といったことでしょうか。朴訥で憎めない

    上で、面白いのは、巻三の飲酒20句で、その最後がなぜか、焚書坑儒の歌で締めくくられていることだ
    酔っぱらいのざれごととして、詩経や書経が途絶え、その学風がとだえたことを憂いている

    そして、気が利いていることに、その次の詩が、止酒、である

    いままでは、酒をやめることなど思いもつかなかった、身体が悪くなったので、酒をやめて長生きしてみようかなという内容なのである。甚だよっぱらいの言に半信半疑である。


    ISBN:9784003200810
    出版社:岩波書店
    判型:文庫
    ページ数:272ページ
    定価:660円(本体)
    1990年01月16日 第1刷発行
    1990年03月28日 第3刷発行

    目次



     凡例
     陶淵明伝

     巻1 詩四言
     巻2 詩五言
     巻3 詩五言

     陶詩のすすめ
     陶淵明関係地図



     巻4 詩五言
     巻5 賦・辞
     巻6 記・伝・賛・述
     巻7 疏・祭文

     陶淵明年譜
     陶淵明-人と作品
     陶淵明関係地図

    • lacuoさん
      >面白いのは、巻三の飲酒20句で、その最後がなぜか、
      >焚書坑儒の歌で締めくくられていることだ
      >酔っぱらいのざれごととして、詩経や書経...
      >面白いのは、巻三の飲酒20句で、その最後がなぜか、
      >焚書坑儒の歌で締めくくられていることだ
      >酔っぱらいのざれごととして、詩経や書経が途絶え、
      >その学風がとだえたことを憂いている

      >そして、気が利いていることに、その次の詩が、止酒、である


      あー、分かるっ!
      町田康と一緒ですね。
      飲みすぎて、バカなこと散々やりすぎたから
      断酒!
      ってゆー。
      それは、同じ酔っぱらいとして分かる。
      2025/04/18
  • 『帰去来の辞』や『歳月 人を待たず』は私の心の琴線に強く触れる名句だと思う。

  • 中国六朝時代の東晋末から南朝宋にかけて活躍した隠逸詩人、陶淵明の全集の上巻です。全集だけど文庫本二冊になっていて携帯し易くなっております。

  • 下巻まで読んだ。心が慰められる詩が色々あったな

  • 陶淵明の全作品を訳したもの。陶淵明の作品を読むためには不可欠のものです。文庫本ですので、常に持ち歩いてちょっとした時間に読んでほしいですね。

    私が学生だった時には一海知義先生の新書サイズのものしかありませんでしたが、私は常にそれを持ち歩いていました。全部を暗記しようとしたこともあります。 全部忘れましたが…。

  • 872夜

全6件中 1 - 6件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

陶淵明(とう・えんめい):興寧3(365)-元嘉4(427)。中国、六朝時代の東晋末から南朝宋初の詩人。潯陽柴桑(江西省九江市)の人。名は潜、字は淵明(一説に名は淵明、字は元亮)。諡は靖節。29歳で仕官したが、彭沢県の県令を最後に「帰去来辞」を作って官を辞し、帰郷する。農耕生活を送りながら、数々の名詩を残した。六朝を代表する詩人とされる。

「2022年 『陶淵明全詩文集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

陶淵明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×