西遊記 5 (岩波文庫 赤20-5)

  • 岩波書店 (2005年4月15日発売)
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本 ・本 (450ページ) / ISBN・EAN: 9784003202050

感想・レビュー・書評

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  • 三昧の火炎を吹く紅孩児との戦いでは孫悟空の三魂がいったん身体を離れるという事態になるが、観音に助けられる。紅孩児は善財童子になる。次は車遅国で国王に化けた青獅子との戦い。車遅国では道教が崇拝され、仏教が迫害されている。虎力大仙、鹿力大仙、羊力大仙との法術くらべ。雨乞い、座禅、透視などが行われて、玄奘と悟空が勝つ。その次は通天河(ちょうど中間地点)で、陳家荘の子供たちを食っていた霊感大王(じつは観音の金魚)との戦いで、これも菩薩の力をかりる。ここでは菩薩がお化粧もせずに肌着のままやってくるという描写もあった。第五十回では蜃気楼の屋敷でチョッキを盗んだ八戒のために、三蔵が捕らわれ、独角兕大王と戦うことになる。

  •  ここでその破たん部分が出るのか!!第四十六回!!ええっ。

  • 次から次へと妖怪に出会う三蔵と弟子たち。三蔵の肉を食べると不老不死になるとのことで、妖怪たちが三蔵に襲い掛かる。菩薩さまや天海地の神の助けも借りつつ、妖怪たちを次々と倒していく孫悟空。元祖ロールプレイングゲームって感じ。

  • 三蔵一行の行く先々で遭う災難を大きく分けると二つ。山の災難と水の災難だ。各弟子たちの役割分担が面白い。そして結局観音様のお出ましによって解決するパターンもある。計算の働いた物語のような気もしてきた。

    ところでこの一連の物語で改めて認識ことがもう一つ。三蔵法師の弟子たちもお坊さんだっていうこと。ドラマや人形劇の影響が強い私には、あの弟子たちもお坊さんとは思えない。

    ようやく折り返し地点。サクサク読めてしまうこの古典がいとおしい!

  • 旧訳版。
    こうがいじとか獣の三仙とかいっしょうきんとか。
    八戒がましになっとったのに五十回でまたうざいし、三蔵の命乞いもへたれで自分本位でにやけてしまったわ。
    心理描写があっさりなので想像の余地がいっぱいあるよ。やけんこれ以外の西遊記は独自解釈もりもりなんやろな。

  • おたんちんの八戒。。。このボケがあるから面白くなってるんだけど。。。イラつく(~_~;)

  • 悟空が菩薩の力を借りて妖怪を退治する話がおおくなったが、1話で完結しない。道士の話や蓮池の金魚の話は有名であるので、子供向けの本でも書いてある。

  • どうしてこんなに何度もあるのに、八戒のいうことの方を信じるんだろう、三蔵さんは…。

    悟空偉いなあ。
    それでも師匠を思う気持ち、助けだせる実力。
    なんだか普通に偉くてかっこいい。

    ラストはなかなか孫悟空ピンチ、だったので、
    次巻の展開が気になります。

  • ・・・やっと読んだよ・・・・

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著者プロフィール

1933年生まれ.
1956年,北海道大学文学部中国文学科卒業.
北海道大学文学部助教授.
主 著:
砂漠に埋もれた文字—パスパ文字のはなし (塙書房,1971)
海燕(長編小説) (潮出版社,1973)
中国人の思考様式—小説の世界から (講談社,1974)
カニバリズム論 (潮出版社,1975)
悪魔のいない文学—中国の小説と絵画 (朝日新聞社,1977)


「1979年 『辺境の風景 日本と中国の国境意識』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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