中国名詩選 (上) (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1983年9月16日発売)
3.63
  • (12)
  • (16)
  • (33)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 198
感想 : 13
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784003203316

みんなの感想まとめ

漢詩の歴史を辿るこの作品は、古代から現代までの詩の魅力を余すことなく伝えています。特に、詩経から漢魏代にかけての約百首が収録されており、曹操や曹植の詩が特に興味深いと多くの読者が感じています。曹操の「...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 中国名詩選 上
    岩波文庫 赤33-1
    編:松枝 茂夫
    出版社:岩波書店

    上巻は、古代から、六朝までの漢詩、古詩をまとめたもの

    古代の歌謡は、詩経と楚辞にまとめられて、漢代にいたる
    詩経とは、孔子が中原の歌をまとめたもの。風とは、各国の民謡、雅とは宮廷の歌、頌とは、先祖の祭りの歌である。
    楚辞とは、楚の歌をまとめたもの、伝屈原二十五篇、離騒、漁父等。弟子の宋玉、唐勒、景差、さらに漢代へ

    楚漢の争いでは、項羽の垓下の歌と、高祖の大風の歌の対比
    武帝の秋風の辞、匈奴に嫁いでいかなければならなかった烏孫公主の悲しみ
    文選に収められた、古詩十九首

    魏に入って、曹操、曹丕、曹植、建安の七子、阮籍らの竹林の七賢と続く
    阮籍の詠懐は、花鳥風月と、慷慨孤独の感があいまった風がよい。

    六朝が生み出した五言詩は、唐の絶句、律詩に引き継がれていく

    目次

    凡例
    解説
    古代北方の歌謡――『詩経』
    古代南方の歌謡――『楚辞』
    漢代の歌謡
    三国時代魏の詩

    ISBN:9784003203316
    出版社:岩波書店
    判型:文庫
    ページ数:352ページ
    定価:840円(本体)
    1983年09月16日第1刷発行
    1997年04月15日第31刷発行

  • 漢詩の歴史をその起源となる「詩経」から現代までたどる三巻のシリーズ。

    新版と旧版がある。
    こちらは旧版。

    上巻では、やはり曹操、曹丕、曹植の詩が興味深いが、曹操の詩がいちばん気にいった。
    曹丕のはよくわからない。
    曹植は詩句が豊麗で難解。

  • ※全3冊セット

  • 『詩経』(周代、中国最古の詩歌全集)から漢魏代(五言詩型の確立期)までの約百首、収録。

    項羽のあの「垓下歌」(虞や虞やなんじをいかんせん)はここに収録。
    個人的には、曹操の「短歌行」がいいなあ。

    酒に対してまさに歌うべし、
    人生 幾何ぞ。
    譬えば朝露の如し、
    去る日ははなはだ多し。
    慨してまさに以て慷すべし、
    幽思 忘れ難し。
    何を以てか憂いを解かん、
    唯だ杜康有るのみ。

    酒を飲んだら大いに歌うべきだ。人生なんて短いものだ。
    あたかも朝露のように、ただ過ぎ去る日々のなんと多いことよ。
    感情のたかぶるままに歌うがよい。だが、胸の奥底の憂いは忘れようがない。
    何によって、この憂いを消し去れようか。ただ酒あるのみ。

  • 詩歌の編成が分かってすごくいい。古代の詩とか、その時から好まれていた描写とか。その時代の性癖すら窺える、文字ってのはなんて素晴らしい。

  • 詩集が年代ごとに収録されていて和訳もあり読みやすいです。好きな作品を見つけて何度も反芻するのがおススメ。

  • 中国の漢詩集として、ダントツに優れた選集だと思います。
    上代〜唐以前までの詩をカバーしています。素朴な詩が多い。

  • 創作の参考に購入。
    漢詩はやっぱり良いものです。

  • 唐詩選よりも素朴な感情を歌ったものが多いので、共感の心地よさを味わいたい場合はこちらでしょうか。

  • 中国最古の詩集「詩経」から三国魏までの名詩を集めたもの。グッとくるフレーズに付箋を貼っていたら、上中下巻の中で、この上巻が一番付箋だらけになりました。
    詩経はイキイキと人の息吹きを感じてよいです。ロミオとジュリエットの古代中国版のような男女の会話とか。
    屈原の「我独り醒めたり」もたまらない。三国は洗練度がググっと上がってカッコイイ。

  • 漢詩独特の韻式がよいです。のどかでノンキな詩経なんぞは読んでいて大変たのしい。電車の友です。

  • 一番好きな詩人は王維です。静謐です。

全12件中 1 - 12件を表示

松枝茂夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×