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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784003203316
みんなの感想まとめ
漢詩の歴史を辿るこの作品は、古代から現代までの詩の魅力を余すことなく伝えています。特に、詩経から漢魏代にかけての約百首が収録されており、曹操や曹植の詩が特に興味深いと多くの読者が感じています。曹操の「...
感想・レビュー・書評
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中国名詩選 上
岩波文庫 赤33-1
編:松枝 茂夫
出版社:岩波書店
上巻は、古代から、六朝までの漢詩、古詩をまとめたもの
古代の歌謡は、詩経と楚辞にまとめられて、漢代にいたる
詩経とは、孔子が中原の歌をまとめたもの。風とは、各国の民謡、雅とは宮廷の歌、頌とは、先祖の祭りの歌である。
楚辞とは、楚の歌をまとめたもの、伝屈原二十五篇、離騒、漁父等。弟子の宋玉、唐勒、景差、さらに漢代へ
楚漢の争いでは、項羽の垓下の歌と、高祖の大風の歌の対比
武帝の秋風の辞、匈奴に嫁いでいかなければならなかった烏孫公主の悲しみ
文選に収められた、古詩十九首
魏に入って、曹操、曹丕、曹植、建安の七子、阮籍らの竹林の七賢と続く
阮籍の詠懐は、花鳥風月と、慷慨孤独の感があいまった風がよい。
六朝が生み出した五言詩は、唐の絶句、律詩に引き継がれていく
目次
凡例
解説
古代北方の歌謡――『詩経』
古代南方の歌謡――『楚辞』
漢代の歌謡
三国時代魏の詩
ISBN:9784003203316
出版社:岩波書店
判型:文庫
ページ数:352ページ
定価:840円(本体)
1983年09月16日第1刷発行
1997年04月15日第31刷発行詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漢詩の歴史をその起源となる「詩経」から現代までたどる三巻のシリーズ。
新版と旧版がある。
こちらは旧版。
上巻では、やはり曹操、曹丕、曹植の詩が興味深いが、曹操の詩がいちばん気にいった。
曹丕のはよくわからない。
曹植は詩句が豊麗で難解。 -
※全3冊セット
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『詩経』(周代、中国最古の詩歌全集)から漢魏代(五言詩型の確立期)までの約百首、収録。
項羽のあの「垓下歌」(虞や虞やなんじをいかんせん)はここに収録。
個人的には、曹操の「短歌行」がいいなあ。
酒に対してまさに歌うべし、
人生 幾何ぞ。
譬えば朝露の如し、
去る日ははなはだ多し。
慨してまさに以て慷すべし、
幽思 忘れ難し。
何を以てか憂いを解かん、
唯だ杜康有るのみ。
酒を飲んだら大いに歌うべきだ。人生なんて短いものだ。
あたかも朝露のように、ただ過ぎ去る日々のなんと多いことよ。
感情のたかぶるままに歌うがよい。だが、胸の奥底の憂いは忘れようがない。
何によって、この憂いを消し去れようか。ただ酒あるのみ。 -
詩歌の編成が分かってすごくいい。古代の詩とか、その時から好まれていた描写とか。その時代の性癖すら窺える、文字ってのはなんて素晴らしい。
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詩集が年代ごとに収録されていて和訳もあり読みやすいです。好きな作品を見つけて何度も反芻するのがおススメ。
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中国の漢詩集として、ダントツに優れた選集だと思います。
上代〜唐以前までの詩をカバーしています。素朴な詩が多い。
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創作の参考に購入。
漢詩はやっぱり良いものです。 -
唐詩選よりも素朴な感情を歌ったものが多いので、共感の心地よさを味わいたい場合はこちらでしょうか。
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中国最古の詩集「詩経」から三国魏までの名詩を集めたもの。グッとくるフレーズに付箋を貼っていたら、上中下巻の中で、この上巻が一番付箋だらけになりました。
詩経はイキイキと人の息吹きを感じてよいです。ロミオとジュリエットの古代中国版のような男女の会話とか。
屈原の「我独り醒めたり」もたまらない。三国は洗練度がググっと上がってカッコイイ。 -
漢詩独特の韻式がよいです。のどかでノンキな詩経なんぞは読んでいて大変たのしい。電車の友です。
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一番好きな詩人は王維です。静謐です。
松枝茂夫の作品
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