アガメムノーン (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1998年10月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (220ページ) / ISBN・EAN: 9784003210413

みんなの感想まとめ

古代ギリシャの悲劇を描いた作品で、トロイア戦争の総大将アガメムノーンの帰還とその運命を描いています。物語は、アガメムノーンの妻クリュタイメーストラーが、彼の戦争によって奪われた娘への恨みから、愛人アイ...

感想・レビュー・書評

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  • オレステイアの3部作の1作目。序盤の展開が少しわかりにくい感じがしてしまった。ある程度物語の前段階を知っていないと難しい感じですね。しかしアガメムノンが帰国しカサンドラの予言まで物語が進むと面白くなってきましたね(笑)ギリシアの劇では人を殺すシーンが直接は出てこないから仕方ないけどアガメムノンの最後の場面はちょっとコミカルな感じがしてしまった(笑)オレステイアも全部岩波が出してくれるといいな~。ちくま文庫のはあるけど岩波の方が解説が面白くって良いですね(笑)

  • アイスキュロスの現存する唯一の悲劇三部作の第一幕目。

    トロイア戦争に勝利したミケーネのアルゴス王アガメムノーンは10年ぶりに凱旋する。
    捕虜として連れてこられたトロイア王女であり巫女のカサンドラによって、アガメムノーンの妻クリュタイメーストラと彼の従兄弟のアイギストスの不倫が、そしてカサンドラとアガメムノーンの命が奪われることを予言するのであった…。

    トロイア王女カサンドラの発狂不倫暴露シーンとナイフで刺されたのに呑気に刺された実況するアガメムノーンがハイライト。

  • 図書館で借りた。
    古代ギリシャのトロイア戦争に関連する悲劇を描いたギリシア演劇。著者はアイスキュロス。短編であり、『オレステイア』の三部作の一部となっている。
    タイトルの「アガメムノーン」はミケーネの王でありトロイア戦争の総大将でもある主人公の名前だ。その妻・王妃であるクリュタイメーストラーは、娘のイーピゲネイアが戦前に生贄として捧げられたことを恨んでおり、同様にアガメムノーンを恨んでいた男アイギストスと不倫してしまう。二人はさらに、戦争から帰還したアガメムノーンを、捕虜として連れてきた王女カッサンドラーとともに殺してしまう…というお話。

    古代ギリシャ文学って、不倫とかそういうの多くて、さらに悲劇となる…のが多いな~って印象。

  • トロイアー戦争のギリシア側の総大将アガメムノーンは,苦節10年の末ついにトロイアーの都イーリオンを攻略し,ようやく帰還した.しかしそこで彼を待ち受けていたのは,留守の間に不義を重ねていた王妃クリュタイメーストラーと,父アトレウスの王位継承権争いに始まる,一家の血にまみれ呪われた運命であった.

  • アガメムノンがトロイ戦争から帰還してからのお話。

    色々な後代の文献で引用されているので、Must Read。

  • 訳:久保正彰、原書名:ΑΓΑΜΕΜΝΩΝ

  • 新書文庫

  • イーリアス読んでる途中で飽きてきた⇒タウリケーのイーピゲネイアを買うけど⇒アガメムノーンの方が話が先らしいと知る。別に全部読む必要もないんだけども。
    内容は思ったより短かったし、言えば脚本なのでセリフのみで読みやすかった。当時の大賞受賞作らしいけど。アカデミー賞的な知識系なんだろう。次はタウリケーのイーピゲネイアをよむー。全部読んだらイーリアスの面白さ分かるかなー????

  • この劇の初演は、ソポクレスの『オイディプス』に約30年先行するのだが、作劇法は決定的に違っている。ギリシャ演劇史に明るくないので、断定的なことは言えないが、それは年代的な差であるよりも、作家の資質の違いによるのではないかと思われる。『アガメムノーン』は、劇であるとはいっても、コロスや登場人物たちのセリフ(口上)がやたらと長く、むしろ叙事詩を複数の語り手が語っているという印象である。したがって、ソポクレスの劇に見られるようなドラマティックな展開はそこには見られない。つまり、葛藤が劇を引き裂かないのだ。

  • どうも分かりづらいんだよなぁ・・・すごい話だとは思うんだけど。舞台とか映像作品で見たら、なにかもっと近づけそうな雰囲気は感じたかも。またはもっと噛み砕いたような翻訳か・・・。

  • アガメムノンは『イリアス』にも登場するギリシャ軍の王ですが、これはトロイア戦争から帰還した彼が妻の裏切りにあって殺害される後日譚とでもいうべきお話。ギリシャ悲劇は基本的に設定がエゲつないというか、近親相姦や血族殺害の話が大半のような気がるすんですが、これももれなく酷たらしい。

  • う~む、ソフォクレスもエウリピデスもおもしろかった。

    なのに、アイスキュロスはどうもスッキリしなかった。
    劇というのは、会話を基礎に物語が進んでいくわけだから、
    説明的になってしまいがちだけど、とくにこの『アガメムノーン』はそう。
    主人公たちに全然共感できずに、退屈な作品だった・・・。

    それとも読みが足りないのか・・・、また読む気はしばらく起こらないと思うけど。

  • 世界史の授業でも登場した一冊。
    演劇形式で進められる形式にはやはり若干の違和感はあったものの、雰囲気は十分に感じ取ることができた。
    後半部分の解説もとても丁寧で参考になった。

  • トロイア戦争総大将アガメムノーンが娘を生贄に捧げられた恨みから妻クリュタイメーストラーに殺害されるアトレウス家の悲劇の物語。
    カッサンドラーがアガメムノーンと自分の死を幻視して嘆くさまは圧巻。

  • ヨメ怖いな~。好きだけど。こういう口が達者で怖い女性キャラ。

  • 古代ギリシア世界で広く知られたアトレウス家の伝説の一つ、トロイア戦争総大将アガメムノーンの暗殺に取材したギリシア悲劇。凱旋したアガメムノーンがその日のうちに暗殺される姿には、人の運命の変わりやすさを痛感せざるをえない。そして、娘を生贄に捧げられたクリュタイメーストラーの悲哀。『アガメムノーン』こそ、「カタルシス」という言葉を鋭く突きつけてくれる、悲劇のお手本である。

  • トロヤ戦争の総司令官アガメムノンの最期。オレステイア3部作の第1作。

     2010年4月7日読了

  • トロイア戦争後日談。ギリシア軍総大将・アガメムノーンの凱旋、妻・クリュタイメーストラーによる謀殺。
    復讐の連鎖、全体に漂う不吉な、破滅を予感させる行、それを示唆する鳥占いのイメージが印象的です。カッサンドラの己の避けがたい死を知りながら宮殿に足を踏み入れる姿に惹かれます。

  • ¥105

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