テーバイ攻めの七将 (岩波文庫 赤 104-2)

制作 : 高津 春繁 
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本棚登録 : 29
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003210420

感想・レビュー・書評

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  • (2015.07.20読了)(2015.07.19拝借)
    ソポクレスの「オイディプス王」関連の三部作を読んだのですが、解説・訳注の中で、「テーバイ攻めの七将」が登場するので、ついでに読んでみました。
    物語の順番としては、
    「オイディプス王」⇒「コロノスのオイディプス」⇒「テーバイ攻めの七将」
     ⇒「アンティゴネー」
    となります。
    「コロノスのオイディプス」では、オイディプスの子供であるエテオクレスとポリュネイクスがオイディプスを味方に付けようと争っていました。
    「アンティゴネー」では、エテオクレスとポリュネイクスの戦いは、すでに終わり、相打ちでなくなっている場面から物語が始まります。
    「テーバイ攻めの七将」は、上記二つの物語の間を埋める物語になっています。つまり、エテオクレスとポリュネイクスの戦いが描かれています。

    ●男の仕事(16頁)
    (エテオクレス)家の外のことは男の仕事だ、女は口出しならぬ。内にいて、わるさはするな!
    ●ポリュネイクス(43頁)
    (使者)城壁をふんまえて、この地の征服者と宣せられ、攻略の勝鬨をあげて後、殿と刃を合わせ、相討ちとなって共に骸を並べるかおのれをはずかしめた殿を、生きておれば、テーバイから追い、おのれの受けたと同じように復讐してやると言っている。
    ●葬儀(72頁)
    (布告使)これにあるエテオクレスの殿は、国に対する忠誠のゆえに、この地に手厚く葬ることに相成った。敵を憎み、この国での死を選び、父祖の神殿をけがすことなく清浄潔白に、若人の名誉の死に場所で死なれたからだ。
    だが、この殿の御兄弟のここにあるポリュネイケスの骸は、葬らず、犬の餌食にほうり出すときまった。

    ☆関連図書(既読)
    「オイディプス王」ソポクレス著・藤沢令夫訳、岩波文庫、1967.09.16
    「コロノスのオイディプス」ソポクレス著・高津春繁訳、岩波文庫、1973.04.16
    「アンティゴネー」ソポクレース著・呉茂一訳、岩波文庫、1961.09.05
    (2015年7月20日・記)

  • 古典悲劇の傑作とは言っても、さすがにこの辺りの時代だと資料的に読むより楽しみようがないなあ。七組中、六組の戦いの行く末などは、これは「よく知られている」という前提なんだろう。自分には素養が足りてない。

  • 迫力はあったと思うんだよなぁ・・・。攻めて来る7人の武将に対して、こちらも7人の武将をぶつける流れなんて、マンガみたいだったし。でもなんだか読みづらいし、あらすじだけでも十分って感じもしちゃった。

  • オイディプス亡き後のテーバイ。兄を追放し王座に就いたエテオクレス。アルゴスに援助を求めテーバイを攻めるポリュネイケス。七つの門をめぐる戦い。二人の王の悲劇。

    船橋図書館
     2010年3月25日読了

  • 今から30年以上も前に発刊された作品で、もう表紙もない。それに、ギリシア神話を知っていることが前提で、そうでないと理解できない。でも、じっくりと読んでいると時間の過ぎるのが早かった

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