タウリケーのイーピゲネイア (岩波文庫 赤106-2)

  • 岩波書店 (2004年12月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784003210628

みんなの感想まとめ

姉弟の複雑な関係性が描かれ、互いの認知に至る過程がワクワク感を生み出す作品です。ギリシャの古典悲劇として、登場人物の背景や関係が緻密に構築されており、現代の二次創作やシリーズものに通じる魅力があります...

感想・レビュー・書評

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  • 姉弟の互いの関係を認知されるまでのワクワク感が楽しく、最後の2ページになって登場し強引に解決する機械仕掛けの神にちょっと興醒めするのは「詩学」にある通り。
    ギリシャ劇は色々背景の人物の関係がややこしいけど、ある意味、現代の二次創作界隈とかシリーズものみたいに共通するキャラのストーリーがどんどん広がっていく感じが面白い。

  • アリウスで生贄にされかけたイーピゲネイア。タウリケーで巫女として暮らす日々。父アガメムノンを暗殺した母親クリュタイメストラを殺害したことで狂気に襲われ復讐の女神たちに追われるオレステス。親友であるピュラデスと共にタウリケーの神殿に奉納されている神像を盗み出そうとする。漂流者を生贄として神に捧げるタウリケーの人びと。彼らに捕まり神殿に連行されるオレステスとピュラデス。イーピゲネイアとの再会。穢れた生贄として神像と共に海での清めを願い出るイーピゲネイア。

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著者プロフィール

関西外国語大学教授、大阪市立大学名誉教授
1942年 岡山市生まれ
1970年 京都大学大学院文学研究科博士課程中退
2005年 京都大学博士(文学)
和歌山県立医科大学教授、大阪市立大学教授を経て現職

主な著訳書
『ギリシア悲劇全集』5・6巻(共訳、岩波書店)
『ギリシア悲劇全集』別巻(共著、岩波書店)
『ギリシア悲劇研究序説』(東海大学出版会)
カリトン『カイレアスとカッリロエ』(国文社)
『女たちのロマネスク──古代ギリシアの劇場から』(東海大学出版会)
アルクマン他『ギリシア合唱抒情詩集』(京都大学学術出版会)
『旅の地中海──古典文学周航』(京都大学学術出版会)
『ギリシア悲劇──人間の深奥を見る』(中公新書)
『ギリシア悲劇ノート』(白水社)
『ギリシア喜劇全集』3・8巻(共訳、岩波書店)
『ギリシア喜劇全集』別巻(共著、岩波書店)
『食べるギリシア人──古典文学グルメ紀行』(岩波新書)
エウリピデス『悲劇全集』1・2(京都大学学術出版会)

「2014年 『悲劇全集3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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