バッカイ――バッコスに憑かれた女たち (岩波文庫)

制作 : 逸身 喜一郎 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 43
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003210635

作品紹介・あらすじ

「それ行けバッカイ、行けバッカイ」。木ヅタの冠、皮の衣、からだに蛇を巻きつけて、女たちは家を飛び出し山野を疾走する。「小賢しいことは知恵ではない」-陶酔と理性、自然と人智のはざまで、優しく恐ろしい神ディオニューソスと人間の直接対決がはじまる。ギリシャ三大悲劇詩人エウリーピデースの遺作。

感想・レビュー・書評

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  • ギリシャ神話でのディオニューソスは「狂乱」を司る神である。そしてバッコイと呼ばれる女たちの姿もまさに狂乱である。でもこの物語はただ人々が取り乱す物語ではない。憎悪、執着、復讐心──登場人物を動かす全ての行動原理があまりに激しく歪んだ感情に満ち溢れている。猟奇的で激情的でとてつもなく面白い物語。

  • 本文は訳であっても韻律を想像させる。訳注と訳者解説は古い文献の欠落や付け足しを見極めようとする古典文献学の面白さが門外漢である私にも伝わる。

  • 岩波文庫 080/I
    資料ID 2013200066

  • 新しい神ディオニューソス。彼の神性を疑う従兄弟でテーベの王ペンテウス。ディオニューソスの信者となり他の女たちと儀式に参加するペンテウスの母アガウエー。ペンテウスに近づくディオニューソス。女性に変装しバッカイの儀式を除くペンテウスを襲う悲劇。

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