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Amazon.co.jp ・本 (213ページ) / ISBN・EAN: 9784003210710
感想・レビュー・書評
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物語と思っていたためページを開いた瞬間詩だと知り驚いた。
思ったよりも読みやすく最後まで本篇はすらすらと読み進められることができた。
誰々の息子、娘が〜みたいな感じで多くの人物が出すぎて困惑した。
最後の解説に関しては50ページ程あったので諦めた。
ギリシャ神話入門におすすめ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
神々の生まれる経緯と名前がずらずら並べてある部分がほとんどの部分を占めるので、ほんとうに由緒正しく「神統記」という感じ。イリアスやオデュッセイアと比べて退屈なのは否めないかも。「仕事と日」に収録されていた「ホメロスとヘシオドスの歌比べ」では終始ホメロスが圧倒するもなぜかヘシオドスが優勝する、という筋書きだったが、なんとなくそれも分かった気がする。正しき農民の生活をうたう「仕事と日」にしても、ヘシオドスはとにかく正統派、まっとうな人なのだな。
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ギリシア神話の物語を要約した辞典的な書籍。
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・正しく実直な人びとにはけっしてつきまといはしないのだ、飢餓も破滅も
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通読しやすいように訳注の印を本文中につけなかったとのことで、まず通読し、訳注を読みながら再び本文の頁を繰る。訳注は行番号ごとになっており、訳注から本文を参照するにはちょうど良い。それから解説を読んだ。たいへん理にかなった構成だと思う。
巻末には索引や系譜などもあり、実に充実した内容だった。 -
表紙にも、「宇宙論の最も基本的な原典」と書いてあるので、やはり読まざるをえないでしょう。
本の後半にはかなり親切な解説と神々の系図も付いていて便利です。 -
本編後に付されている"訳注"と"解説"が丁寧で分かりやすく本編である『神統記』への手助けをしてくれますが、なんと言っても魅力的なのは巻末に付されている"系譜図"と"神・人名索引"です。
"系譜図"に関しては本編を読むにあたって多くの人が悩みの種とされる「列挙される名前」を、余白多めの余裕ある配分で16ページも割いて簡潔に纏められています。
"神・人名索引"に関してもその人物が誰の子であるかの簡潔な記述と、本編の何行目(何ページ目ではなく本編下段に記されている行数)に登場しているかという方法が取られています。
勿論本編である『神統記』も楽しめるものですが、個人的には丁寧な作りとなっている"系譜図"と"神・人名索引"だけでも手元に置いておく価値は存分にあるかと思います。 -
再読。ギリシャ神話世界の成り立ちと系譜が叙事詩仕立てになっているので読み易く簡潔。なぜかティターン族との戦いについてだけ具体的。
基本的にゼウスをヨイショする構成になっているので、一神教の神様と違い、あくまで一種族としての神々的な印象のギリシャ神話に、絶対王者を据えようとしてるのはちょっと苦手。
巻末に人(神)名索引や系図がついてるのは親切。 -
学生時代に一度読んだはずですが、全然違って感じました。よく知っているギリシア神話と一味違って、より太古で、より生き生きとした世界が歌い上げられます。
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ギリシャ神話の基本ともいえる本。時系列はばらばらで飛ぶし最初はとっつき難い。他本を読み進めるうちにああこうなのかと初めて納得できる人が多いと思うが、抑えていて損はない。
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ギリシャ神話における天地開闢、原初神の降臨、ゼウスの誕生、ティタノマキア、テュポエウス(テュポーン)との戦い。
そして、ギリシャ神話の神々の系譜の説明。
付録の神々の系図もわかりやすい。 -
多くの神々が登場する。
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2024/06/25読了
神々の誕生(原初の混沌、カオス)~戦い、ゼウスまでの政権交代までを語った叙事詩。
薄い単行本で半分が本編、残り半分は注釈と解説が占める。
読みやすそう、と思いきや難解。
とにかく登場人物(神)が多い。
ギリシャ神話の系譜はまとまってるけど、ある程度予備知識がないと得るものなくたんたんと進んじゃう。
他の本を数冊読んでからの方が良かったかも。 -
古代ギリシアの世界観
リンゴとヘビ、子食い、火を盗むなどどこかで聞いたモチーフがたくさん。
神の結びつき方が面白い。自然の神に対して全く別のカテゴリの神が結びつく。
垣間見える貴族への賛美、おそらくは支配の正当化か。 -
ギリシア諸神の系譜。天と地からクロノスが生まれ、クロノスからゼウスが生まれる。ゼウスはクロノスに飲み込まれそうになるが、この危機を脱したのちに2つの大戦に勝利、自らの存在を脅かす子孫も滅ぼして不死の神と称される。
正直読みにくい本だが、ゼウスの全知全能性という西洋世界の根源が語られており、その意味ではまさに全てはここから始まったということになるのだろうか。 -
神々の系譜を辿りながらオリュンポスの主神ゼウスの王権樹立までを唄いあげた詩。
簡略化すると原初のカオスから始まり、
ガイア(大地)とウラノス(天)→クロノス
レイアとクロノス→ゼウス
らしい。
神同士で契りを交わしてどんどん世代が変わっていくため非常に混乱します。
女神と人間の子や神と人間の子なんてのも出てきて、神のバーゲンセールですね。
神々の絶倫具合には恐れ入りました。 -
ゼウス大好きヘシオドスの想像力全開ストーリー。
後半の壮大すぎる戦いは、まるでドラッグムービーを見ているかのような激しさの極地に到達している。
急速なテンポ感でデカすぎる物語を進めていく古代ギリシャ詩人のパワーには圧倒された。
当時の人たちこんなもん読んでたのか笑 -
虚空・深遠(カオス)から、冥界の最深部(タルタロス)・原初の力(エロス)・女神ガイア(大地)が生まれた。女神ガイア(大地)はウラノス(天)との間に子供をもうけるが、ウラノス(天)は子どもたちを冥界の最深部(タルタロス)に幽閉する。女神ガイア(大地)は怒り、子どもの1人クロノスに金剛の斧を渡し、父ウラノスに復讐するよう勧める。クロノスは父ウラノスを襲い、その男根を切り落とし、海に投げ入れる。▼クロノスは妹レアとの間に子供をもうけるが、「お前は子供たちに殺される」と予言があったため、子供たちを呑み込んでしまう。子どもを失ったレアは、密かにクレタ島に渡って新たな子ゼウスを生み、育てる。成長したゼウスはクロノスから呑み込まれた兄や姉を吐き出させ、その後10年に渡るクロノスとの戦いに勝利する。▼ゼウスは怪物デュポン、巨人族ギガスを倒す。
シーシュポス。ハデスを騙して冥界から逃げた罰。岩を永遠に山頂に運ぶの刑。岩は山頂まで運ぶと下まで落ちる。永遠に繰り返す。
タンタロス。神の知恵を試そうとして罰を受ける。頭上に果実があるのに手が届かない、腰まで水に浸かっているのに飲めないの刑。「じらして苦しめる tantalize」の語源。
ダイダロス。発明家・大工。クレタ島のミノス王のために、迷宮ラビリントスを建造。息子イカロス。
アポロン。詩・音楽の神。ゼウスの息子。ミダス王が”アポロン神よりも田園の神パンの方が笛が上手い”と言ったため、アポロンは怒ってミダス王の耳をロバの耳に変えた。王様の耳はロバの耳。▼ある日、アポロンは性愛の神エロースに言う。「お前のような弱虫が弓矢をもつな」。怒ったエロースは(見た人を誰でも好きになってしまう)黄金の矢でアポロンの胸を射抜く。アポロンは河の神の娘ダプネーを好きになってしまう。逃げるダプネー。しつこく追いかけてくるアポロンに嫌気がさし、ダプネーは自分の体を木(月桂樹)に変えてしまう。失意のアポロンは月桂樹で冠をつくり、それを身に着けることにした。▼アポロン(理性・叡知)とらえがたいものに明確な形を与えようとする本能。一方、ディオニュソス(陶酔・激情)狂的な陶酔によって生の根源に触れようとする衝動。理知と陶酔が混ざり合って芸術が生まれる(ニーチェ)。
アフロディーテ。愛・美・性の女神。人間の女性に失望したピグマリオンは、彫刻で理想の女性を彫った。ピグマリオンは「この美しい石像が生身の人間であれば」と強く願った。アフロディーテにより石像は命を吹き込まれ、生身の女性になった。「強く願えば、現実になる」ことから、「教師が期待すれば、生徒の成績が上がる」ことをピグマリオン効果。
ペルセウス。勇敢な青年。父は王。ある日、叔父(父の弟)がペルセウスを殺そうと、ペルセウスに難題を命じる。「メドゥーサの首を持ってこい」。メドゥーサはその顔を見た者を石に変える化物だが、ペルセウスはメドゥーサの首を討ち取る(メドゥーサの血から天馬ペーガソスが生まれる)。▼その頃、エチオピア王国のカシオペア王妃。自分の娘アンドロメダは美しいと自慢。これに海神ポセイドンが怒って、エチオピア海岸にクジラの化物を放つ。困ったエチオピア王は仕方なく美しい娘アンドロメダを生贄に捧げようとする。クジラの化物が娘アンドロメダに襲い掛かる瞬間、青年ペルセウスはメドゥーサの首を使い、クジラの化物を石に変える。青年ペルセウスは娘アンドロメダと結婚する。夜空のペルセウス座とアンドロメダ座は隣どうし。
ナルキッソス。美少年。泉の水に映る自分に恋をする。自分と恋仲になることを望んだが実現せず。死んで白い花(水仙)に姿を変えた。スイセン(水仙)の花言葉はうぬぼれ・自己愛。
プロメテウス。火を人間に与える。ゼウスが傲慢になった人間から火を取り上げたが、極寒の中で苦しむ人間を憐れに思い、火を人間に与える。
アテナ。知恵・芸術・工芸・戦略の女神。ゼウスの娘。都市「アテナイ」の由来
イクシオン。ゼウスの妻ヘラを誘惑しようとした罪で火炎車に縛られて永遠に回り続けるの刑。
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アルカディア。理想郷。牧人たちが住む。そこに墓があり、墓石に「我はアルカディアにあり」と刻まれている。理想郷においても死からは逃れられない。
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素晴らしい英雄の時代。悲惨な鉄の時代。労働は尊い。▼用心は所有とともに増大する。『労働と日々』
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