ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)

著者 : ロンゴス
制作 : 松平 千秋 
  • 岩波書店 (1987年3月16日発売)
3.65
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003211212

ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)の感想・レビュー・書評

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  • 2016/05読了。ラヴェルの組曲はよく知っていたダフニスとクロエ、初めて原作を読んだ。ニンフ、エロス、パーンと羊と山羊。牧歌的な純愛物語。。ニンフに、パーンに祈りと感謝を供える美しい物語でした。最後は出生の秘密も無事に解け、ハッピーエンド。

  • 再読。基本的には非常に素朴なラブストーリー。ダフニスもクロエーも捨て子だったけど、ギリシャなので神様たちが結構手助けしてくれる。二人の初恋自体はとても初々しい。でもやっぱそこはギリシャなので、クロエーに横恋慕する男はまだしも、美少年ダフニスに横恋慕するのもこれまた男で、すわBL状態(笑)ああギリシャ・・・。しかしハッピーエンドが約束されているのでストレスなく読めるのはとてもいいと思います。

  • ラブコメ好きとしては読まなければならぬと思いながらも、なかなか手を出さずにいたこの作品、先日図書館へ行った際に借り、読んでみることにした。かのゲーテが耽読し激賞したというこの作品、「潮騒」や「ポールとヴィルジニー」など数多くの作品に影響を与えるほどのものが確かにあった。解説によれば、ギリシア小説の中では珍しいとされる、牧歌的で、こぢんまりとした(大河的でない)作品らしいが、それだけに時代や国を超え、庶民である自分のなかに収まる心地であった。この物語は、どこまでも純粋で純朴な愛の物語であり、多感な時期の少年少女の淡い苦悩をエロティシズムを交え描いた作品である。海外小説に普段手を出さない人にも、手に取ってもらいたい作品である。

  • 恋するふたりが、逆境にもあいながら、最後に無事に契って物語が終わる。舞台のレスボスの自然描写が美しく、ギリシアの神々も大きな魅力である。素朴で飾らない恋の話に身が浄められる感がする。

  • ラブストーリーの王道として、清々しいほどに御都合主義を展開している。もしこれが最近出版された本ならまず間違いなく怒り狂うだろうが(笑)、山羊や羊の乳の匂いが伝わってくる牧歌的な空気が、読み手の心をおおらかにしてくれる。次々に襲いくる困難も、あっけなくクリアーできるのがわかっているのに、一緒にドキドキしてしまうのだ。
    歪んだ人間関係や複雑な流れの物語についつい手がのびがちだが、たまにこういうストレートで初々しい(ように見えて意外と性に貪欲な)ものを読むと、肩の力が抜けてよいなと思う。

  • 王道といえるストーリーであるからかひとまずは安心して読めるけれども、純愛を突き通す二人に事件が振りかかるたびにドキドキしてしまう。良い作品ですね

  • 若き男女の初恋の物語。

    ご都合主義のオンパレードではあるものの、恋を知らないふたりの心の機微が繊細に描かれていてとても微笑ましい。
    ほかの登場人物もなかなかにキャラが立っていて面白い。

    こんなものが紀元前に書かれていたのかと思うと、驚くと同時に、人間の感性の普遍さにニヤリとしてしまう。だってラブストーリーのテンプレみたいなんだもの!

  • 明るく牧歌的で気持ちの良い作品。ラヴェルのバレエ音楽よりもボナールやシャガールの絵よりも国立西洋美術館にあるミレーの絵が好きです。 http://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0146.html

  • 2世紀末から3世紀初め、古代ギリシアの恋愛物語。

    ゲーテが愛し、ルネッサンス以降の西洋文藝に多大なる影響を与えた。

    三島由紀夫の『潮騒』のネタ本でもある。

  • 二世紀後半から三世紀前半あたりの、ギリシアの純愛物語。

    けっこうエロい。
    文章がみずみずしいというか、なまなましい。
    そして何だか懐かしい。

    これからも読みつがれていく物語だろうな。

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