ギリシア・ローマ名言集 (岩波文庫)

制作 : 柳沼 重剛 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 263
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003212318

作品紹介・あらすじ

カエサルが「賽は投げられた」と言ってルビコン川を渡ったというのは有名だが、彼は実はこう言ったのだという-「賽を投げろ」。ギリシア・ローマの名句から三三七句を選び、編者が自在に語る。見出しでさがして拾い読みしても、通読しても楽しめる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 類書と比べて分量は少ないものの圧倒的なコストパフォーマンス。

  • 配置場所:2F文庫書架
    資料ID:C0024686

  • 気に入った名句。

    賽を投げろ.
    大胆な指揮官より用心深い指揮官.
    人間には舌は一枚しかないが,耳は二つある.
    何が難しいか」と問われて(タレスが)言うことに「自己を知ること」. , , . 「何がやさしいか」と問われると,「他人に忠告すること」. ,
    始めは全体の半分.
    早口でしゃべらないこと.気が狂っていると思われるから.
    〖いかり〗 7 怒りは一時の狂気である.
    恩恵をほどこした者は黙っているがよい.恩恵を受けた者は語るがよい.
    人生は人間に,大いなる苦労なしには,何も与えぬ.
    56 後の日は前の日の弟子である.
    ひとたび発せられた言葉は,取り返しがたく飛ぶ.
    額,目,顔つきなどもよく偽るが,何と言ってもいちばんよく偽るのは言葉だ.
    あらゆる戦争は,起こすのは簡単だが,やめるのは極めてむずかしい.戦争の始めと終わりは,同じ人間の手中にあるわけではない.始める方は,どんな臆病者にもできるが,やめる方は,勝利者がやめたいと思う時だけだ.
    中間を行くのが,もっとも安全だ.
    喉が渇いてからやっと,井戸を掘ることになった.
    貪欲な人間には,いつも何かが足りない.
    習慣によって,言わば第二の天性が作られる.
    何事にも驚かないということが,人を幸福にし,幸福に保つことができるただ一つの道だ.
    その昔,プロメテウスは人間を造ると,二つの袋を首に掛けさせた.ひとつは他人の欠点,もう一つは自分の悪い所を入れた袋で,他人用の袋は体の前に据え,今ひとつは背後にぶら下げた.それ以来人間は,他人の欠点はたちどころに目につくのに,自分の悪い所は予見できない,ということになった.自分の問題では何も見えないくせに,関係のない人のことで心を労するおせっかいに,この話は適用できる.
    すべての日がそれぞれの贈り物をもっている.
    ローマの初代皇帝アウグストゥスが座右の銘にしていた言葉を三つあげている.「ゆっくり急げ」,「大胆な指揮官より用心深い指揮官」,「完璧にやってこそ速くやったことになる」

  • ギリシア・ローマ人の思考理解のために重要な一冊。

  • 師匠が岩波文庫の「名言集」は良いというので読んでみたわけだけど、いやはや、勘違いして覚えていたものも多くしかもいろんな表現の起源はやっぱローマ・ギリシャに遡るのねぇ…。
    「古典を読め」というのは、結局ムダを省くことができるってことなんだな。

  • 古代ギリシア・ローマの書物やことわざからとられた名言を収録。解説が面白かった。

  • 漢文や日本の古典が基だと思っていたあの名句や諺 、言い回し、実は古代西洋が出典でした、という驚きが味わえます。解説が懇切丁寧。こここういうふうに調べて、ここまでは分かりました。しかしここそこは、まだ謎のままです。何かご存知の方教えてください、という文がちらほらみられます。解説調査が素晴らしいので、凄みのある一文です。

  • 「へぇー」とか「ほー」とかなる本。

    名言に関わるエピソードを読むのが面白い。
    これをきっかけにして色々調べたくなる本でした。

  • ラテン語の綴りが載った名言集が欲しいと思って購入しました。

    日本のことわざに似てる言葉や、変な言葉、
    雄大な文明を感じさせる言葉等を味わえて大変満足いく一冊でした。

    この本が他の名言集よりも面白い点は、
    編者のちょっとしたつぶやきのような解説が付いている事。
    砕けた感じでその言葉の背景や、関係する編者自身のエピソード、日本語との違いなどなど、名言と一緒に読み込んでしまいました。

    そんな、編者の解説で印象に残ったエピソードが。 
    編者の知人の英国将校が、絶望の淵にある部隊にローマ人の名言を引用し励ますと、兵士達の顔に血の気が蘇ったと言う。
    ”世の中には確かに名言と言う物がある、つまり、いつでも、誰でも、それを言いさえすれば人を勇気付けずにはおかない、そういう言葉があるということを知った。”

  • 単によく使われる成句だけではなく、内容が風刺的なものが多いように思われる。「賽は投げられた」という名言が実は写本の表記ミスから生まれたという小話など、名言の由来についての解説がまた面白い。

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