ロミオとジューリエット (岩波文庫)

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  • 岩波書店 (1988年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784003220566

みんなの感想まとめ

愛と運命の交錯を描いたこの作品は、500年以上前に書かれたとは思えないほど、今なお心を打つ力を持っています。劇の台本形式で進む物語では、登場人物たちの会話が際立ち、特にロミオの情熱的な語りや、ジュリエ...

感想・レビュー・書評

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  • これを読んで、全く違和感なく読めてしまうことは、むしろ少しおかしなことだと思った。400年も前のイギリスで描かれた作品である。

    仮に400年前のアフリカ文学、オーストラリアの文学、南米の文学、そういうものがあったとして、僕がそれを読もうと思ったら、時代の違い、風土の違いを超えるためにかなりの労力を覚悟するだろう。それに比べて、このロミオとジュリエットは「ちょっとコンビニへ」くらい近い。一方で、こちらの想像を超えるような展開や、思わぬテーマに出会うことは極端に少ない。

    それは、この作品の問題ではなく、現代の日本で暮らす自分の身の回りに「ロミオとジュリエット」の反映があるということではないか。僕はそれらの作品を通して、既に何度も何度も「ロミオとジュリエット」を見てきたのではないか。自らの川の上流に位置するこの作品に「初めて出会う」ということは不可能なのかもしれない。

  • すでに人口に膾炙した作品なので、内容自体に驚くことはありませんでした。

    しかし本作が500年以上もまえに書かれたと思うと、そして500年以上が経っても読むに十分値する作品を書いたかと思うと、改めてシェイクスピアの才気に驚嘆させられます。

    そして昭和に書かれた訳者あとがきには、別の意味で驚かされました。とにかく訳者の自意識が作品の解釈や意義を述べる際にも強くあらわれ、ご本人の強い信念に基づく文体と内容が読んでいてつらかったです。

    ですので、作品の読後は良かったのですが、上記あとがきの読後は悪かったです。したがって、どこか気まずさを感じてしまったことによる作品評価です。

  • 劇の台本のような形式で物語が進み、登場人物の会話が印象的であった。ロミオとジュリエットが互いの恋心を確かめ合う場面では、ロミオの情熱的で饒舌な語りが強く心に残った。一方で、乳母との関係が断たれたことで、二人がさらに引き離されていく展開には切なさを感じた。その中でジュリエットが考える大胆な計画には驚かされると同時に、愛の強さと覚悟の大きさを感じた。

  • メンヘラ青年が仲悪い家の女の子と懇ろになっちゃう話。
    平井さんのシェイクスピア訳は平易かつ洗練されている。あんまり数ないのが残念。

    以下のロミオのセリフが好き。
    なんとはなしに椎名林檎みを感じる。
    ベンヴォーリオ  とすれば、その女は一生生娘のままですごすと誓ったというわけか。
    ロミオ  そうなのだ。節約しているつもりでどえらい浪費をしているわけさ。

  • ストーリーは知ってても初読。言葉遊びや下ネタが多いことが意外。少々突拍子もない印象もあるが、これは古い話だと思うとそんなものかと流せる程度。

  • 弘南堂書店にて。なぎさんと

  • 最後の急展開にグッと引き込まれた

  • 基本的には世間一般に知られている通りの話がその通りの流れで進んだけど、それでも面白いのは流石だと思った。
    モンタギュー家とキャピュレット家とパリスとかの背景知識、ロミオとジュリエットの2人が何処でどのように死んだのかを補完できたのは良かった。パロディに強くなれる教養。

  • モンタギュー家の一人息子ロミオは、キャピュレット家の舞踏会に仮面をつけて忍びこんだが、この家の一人娘ジュリエットと一目で激しい恋に落ちてしまった。仇敵同士の両家に生れた二人が宿命的な出会いをし、月光の下で永遠の愛を誓い合ったのもつかのま、かなしい破局をむかえる話はあまりにも有名であり、現代でもなお広く翻訳翻案が行われている。

  • たまたま入った中古書店で安く売られていたので、購入して読むことにした。
    本作を読む前に、ハムレットとマクベスを読んでいたのである程度は作者の傾向というものは理解していたが、本作はこの理解を上回っていた。
    シャイクスピアの作品の中では一番好きかもしれないと思っている。

    あらすじはあまりにも有名すぎるが、一応簡潔に述べると、絶対に結ばれる環境にない男女の恋の行方を描いた作品だ。
    そして、数々の苦難の先に、悲劇的な結末を迎えてしまう。

    この結末を迎えるにあたり、まず思うのがここまで人を愛した事があっただろうかということだ。今の常識で考えると、相手に何か瑕疵があったりすると、結婚は無理ですね、という事になりそうだ。しかし、ロミオとジューリエットはどんな障害があっても諦めることはない。このメンタルの強さは見習いたいと思った。

    ロレンス神父が何かとこの二人の恋の仲をもっていたのだが、最後の一か八かの賭けのような提案はもっと用意周到に行うべきであり、結果的に二人を死なせてしまう罪は重く、怒られるでは済まされない気がした。
    まあ、細かいところを指摘したところで、本作の理解に何か重大な影響が出るわけではなく、全く無意味なのだが一応記載しておく。

    全体として、運命への抵抗ということを強く感じた作品だった。生きていく上で、どうしても自分の置かれた環境や、境遇に生き方や考え方を支配されがちになる。しかし、それでも何とかその運命に抵抗していく事により、本当の自分の幸せや人生の目的が見つかるのではないか。こう思った作品だった。

  • 著名ではあるが初めて読んだ。乳母や周りの人たちの猥雑な駄洒落が頻発するのと対照的にロミオとジュリエットの行動は純粋で盲目的である。何せジュリエットはまだ14歳である。現代では中学2年生にあたる。昔の結婚が早いと言っても親が相手を決めるに不自然ではない若さである。修道士ロレンスが両親の知らぬところで二人を結びつける手助けをするのもいかがなものか。しかも事が終わって、領主に問責された際、臆面もなく正当性を主張する。考えたら、随所に破天荒なストーリーではある。2020.10.30

  • この恋の蕾が夏の息吹に育てられ、今度お逢いするときまでには美しい花となっておりますように。

  • キャピュレット家


    ジューリエット
    ロミオ

    ロミオが、ティバルトを殺し、追放の身となる。

  • 2017.12.6読了。登場人物欄の人名が多い割に劇中では名前が出てなかったり、逆に一覧には〇〇の夫人などと書かれているのに劇中では名前が出てきたり、わざわざ口上役や舞台の場所まで表記されたりしてるのは初めてだ。てか口上でストーリーのあらすじどころか結末まで語ってしまうのか!演劇物は小説とは違うのだなぁとしみじみ思う。特に韻を踏んだ言葉遊びは舞台劇ならではだな。あれは耳で聞いた方が面白いのは経験で知っている。にしても隠語の多いこと!純粋な主人公達との対比として描かれていると解説ではあったが、どの時代の何処の場所でも下品な話は受けるのだな。ジュリエット母の言葉でその年頃にはお前という子を生んでいましたとあった。つまり13、14で子を産むのが普通だったのだ。今は出産適齢期が知識としてあるが何故こんなにも早く産む必要があったのだろうか。これは昔の日本にも当てはまることではあるがそれだけ死ぬのも早かったということか。でもこの年齢を考慮すると登場人物達は皆かなり若いんだなぁ。衝撃だったのはロミオが登場時は別の娘にゾッコンだったということだ。この事実だけでこれからの全てに関する事に対して若気の至り感が倍増である。有名なバルコニーの場面は台詞もそのままにちゃんとあった。そして意外だったのがめっちゃ人死がある。読む前は主人公達だけが亡くなるのかと思ってたが彼ら以外に3人死んでる。思ってたより悲劇だった。ジュリエットは特に若気の至り真っしぐらで悲劇に酔ってる感が凄まじい。さらにその酔いしれてる時に乳母が現れるとけろっとするのがいかにもまだウブな子供なんだなというのがわかる。だがなるほど運命、時、死の道化か。悲恋だけでなく弄ばれた2つの命として見るとまさしく悲劇だ。にしてもまともなのはロレンス神父だけか。やっぱ神父様は神に仕えてるだけあってしっかりしてるしすごくお優しいな。叱ってもくれるし必ず手を差し伸べてくれる。終わりは案外あっさりしていたなぁ。解説であった時間のズレは私も感じた。たった一週間程度の物語なのにじれったさすら覚えた。でも物語とは案外そんなものなのかもしれない。

  • 名作。
    今の自分には無理だけど、原書で読むことができればもっと惹き込まれると思います。

  • 若きシェイクスピアが描いた不朽の名作。
    ヴェローナ市を舞台にモンタギュー家とキャピュレット家という啀み合う両家に生まれたロミオとジュリーエット。
    二人は運命に翻弄され、悲劇的な結末を迎える。

    非情な運命とは言え、純情な二人が最終的に一つとなり死んでいく流れは、悲劇ではあるが美しさをも感じた。

    ロミオとジュリーエットの恋愛は一週間弱と短いものだが、舞踏会での接吻、その夜のバルコニー・シーン、翌日のキャピュレット家庭園での別れという二人の詩的な掛け合いの場面はリズミカルで、ほろ甘く、汚れを知らぬ美しさに満ちたものである。

    シェイクスピア作品は初めてであるが、読み始めたらすぐに惹き込まれた。

  • 5日間で起きたこととは思えないくらいの濃さ。運命に巻き込まれる二人。

    ジュリエットの意志の強さが印象的。自分で選んだ夫と運命を共にしようという決意がある。
    ロミオは直前まで違う女性に恋をしていたり、ジュリエットと会った翌日に喧嘩に巻き込まれたりと、フラフラしている感じもするけど、純粋な人だと思う。

    シェイクスピアのほかの作品も読んでみたい。

  • 構造的に結構面白かった

  • あまりにも人口に膾炙した物語というのは、それだけで作品を読んだような気になってしまうものですが、実はちゃんと読んだことなかったよなあとある日思い立ったのがこの『ロミオとジュリエット』。古今の映画のイメージだとひたすらロマンチックですが、どうして主役二人が一目会ったその時から死をも辞さないほどの恋に落ちてしまうのかというのが戯曲だと伝わりにくいので、あえて不幸へと不幸へと転がってゆく展開に「なんでよ?!」と思うこともしばしば。意外と言葉遊びとか駄洒落(しかも下ネタ!)とかが多用されているので翻訳だと表現が難しそうなこともあって、現代人にはちょっと理解しづらい部分が多いかも。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003220560
    ── シェイクスピア/平井 正穂・訳《ロミオとジューリエット 19880216 岩波文庫》
     
    ── ギリシャ神話《ピュラモスとティスベ『桑の木』》
    ── シェイクスピア《Romeo and Juliet 1595‥‥ England》
     Shakespeare, William 15640426 England 16160423 52 /16160503 in Gregorio
     
    ── ハムレットとドン・キホーテの作者は「奇しくも同じ日に没した」
    と伝えられて久しいが、旧暦と新暦の日付が同じために生じた誤解で、
    実は十日間前後する。 誰がまちがって、誰がただしたのか。
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19920423 四月二十三日の忌譚
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%B7%A5%A7%A5%A4%A5%AF%A5%B9%A5%D4%A5%A2
     ↑シェイクスピア ↓シェークスピア
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%B7%A5%A7%A1%BC%A5%AF%A5%B9%A5%D4%A5%A2
     
    “ロミジュリ”
     
    ── ロミオが15歳、ジュリエットは13歳です。ついでにこの物語は
    ある日曜の朝に始まり 5日後の金曜の朝に終わります。
    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1013460010
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%ED%A5%DF%A5%AA%A4%C8%A5%B8%A5%E5%A5%EA
     ↑ロミオとジュリ ↓ロメオとジュリ
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A5%ED%A5%E1%A5%AA%A4%C8%A5%B8%A5%E5%A5%EA
     
     音楽(バレェ)
     
    18391124 初演 ベルリオーズ《劇的交響曲「ロメオとジュリエット」》
    18670427 初演 グノー《歌劇「ロメオとジュリエット」》
    18700316 初演 チャイコフスキー30《幻想的序曲「ロメオとジュリエット Moscow》Rubinshtein,N
    19070221 初演 デリアス《歌劇「村のロメオとジュリエット》
     
    ── 《Ромео и Джульетта 1936‥‥-1946‥‥ Russia》
    1936‥‥ 初演 プロコフィエフ45《バレエ「ロメオとジュリエット》セバスチャン 19381230 Czech》
    1937‥‥ 初演 プロコフィエフ《「ロメオとジュリエット」からの10の小品》ピアノ独奏用組曲
     
    19361124 初演 プロコフィエフ《交響組曲「ロメオとジュリエット」第1番 Op.64bis Moscow》
    1937‥‥ 初演 プロコフィエフ《交響組曲「ロメオとジュリエット」第2番 Op.64ter Leningrad》
    19400111 ラブロフスキー演出・振付、ウィリアムス美術、ファイエル指揮
    (ガリーナ・ウラノワのジュリエット、セルゲーエフのロメオ)Soviet 初演
    1946‥‥ 初演 プロコフィエフ《交響組曲「ロメオとジュリエット」第3番 Op.101 Moscow》
     
     映画
     
    ── 《ロミオとジュリエット 191005‥ ?》
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19750101 輸入映画総目録 Ⅰ
     
    ── キューカー監督《ロミオとジュリエット 1936‥‥ America》ハワード&シアラー
    ── カステラーニ監督《ロミオとジュリエット 1954‥‥ England》ハーヴェイ&シェントル
    ── ラブロフスキー監督《ロミオとジュリエット物語 1954‥‥ Soviet》ジダーノフ&ウラノワ
    ── フレーダ監督《ロミオとジュリエット 1964‥‥ Italy》メニエル&デクスター
    ── ゼフィレッリ監督《ロミオとジュリエット 1968‥‥ Italy》ホワイティング&ハッセー
    ── ラーマン監督《ロミオ+ジュリエット 1996‥‥ America》ディカプリオ&デインズ
    ── カルレイ監督《ロミオとジュリエット 2012‥‥ Italy America》ブース&スタインフェルド
     
     ミュージカル
     
    ── ローレンツ翻案《ウエスト・サイド物語 1957‥‥ America》バーンスタイン音楽、ロビンス演出
    ── プレスギュルヴィック作詞・作曲《ロミオとジュリエット 2001‥‥ France》2010 宝塚歌劇団
     
    (20120708)
     

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著者プロフィール

ウィリアム・シェイクスピア William Shakespeare
1564-1616 英国の詩人・劇作家。

「2026年 『デンマークの王子、ハムレットの悲劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ウィリアム・シェイクスピアの作品

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