ワーズワース詩集 (岩波文庫 赤 218-1)

制作 : 田部 重治 
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レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003221815

感想・レビュー・書評

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  • 前知識ゼロで読んだせいで、重苦しい詩には衝撃を受けた。
    イングランドの高い丘と森とそこに吹く風を感じられそうな。
    「ティンターン修道院~」から後の作品が極めて印象的。

  • 文学のレポートを書くために読んでいます。

    ワーズワースの水仙を読んだ時にこの作者に一目惚れしました。この本の中なら序曲が好きです。

    英語詩はリズムがあるのでYoutubeでよく聞くのですが、お経と似ている感じがして心地よいです。詩を楽しみ鑑賞しながらも、レポートも完成度の高いものに出来るよう頑張ります。

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    ウィリアム・ワーズワース(William Wordsworth, 1770年4月7日-1850年4月23日)は、イギリスの代表的なロマン派詩人であり、湖水地方をこよなく愛し、純朴であると共に情熱を秘めた自然讃美の詩を書く。

  • 『英国庭園を読む』p182より。いまの私が好きそうな気がする。(直感だけど)

  • のびのびとした感覚で自然への畏敬を謳うワーズワース
    水仙が好き

  • イギリスを代表する、「ロマン主義」の詩人、ワーズワース(William Wordsworth, 1770-1850)の詩作集。


    「ロマン主義」というと、何か漠然とした感じがするのですが、それまでの、ヨーロッパにおける「宗教的な教条主義」や、「ギリシャ・ローマを源流とする、古典的芸術・文学を基調とする古典主義」を乗り越え、「個人の自由や独立性を表現していこう」とする、18世紀後半から、19世紀初頭にかけて活発になった、一連の芸術活動の事を指すそうです。ちょうど、その時期が、フランス革命の勃発、その後のナポレオンによる帝政への市民の反発や、産業革命の幕開け、といった、「市民」や「個人」が大きく前面に現れて来る時期に当っており、そうしたヨーロッパの社会状況の中で生まれてきた芸術活動だと言えるのかもしれません。


    ワーズワースの詩の特徴は、自然への賛歌、これに尽きる様に思えます。もちろん、「叙事詩」的な、一連の出来事を、「詩」の形式で表現したものもあるのですが、「自然」、「自然の一部としての人間」、をテーマとして創作された詩に、彼の「美的表現」は、最大限に発揮されます。訳者の方が、彼をして「自然詩人」と評されているのも、頷けます。


    ***


    最も印象的な詩を一篇ご紹介しますと、「虹」が挙げられます。(以前「レビュー」した、『いろいろな色』でも、その一節が引用されていました。)





    「虹」


    わが心はおどる


    虹の空にかかるを見るとき。


    わがいのちの初めにさなりき。


    われ、いま、大人にしてさなり。


    われ、老いたる時もさあれ。


    さもなくば死ぬがまし。


    子供は大人の父なり。


    願わくばわがいのちの一日一日(ひとひひとひ)は、


    自然の愛により結ばれんことを。


    (pp.92)



    ***


    他にも、「郭公に」、「そうだ、それは山の木霊」など、様々な素晴らしい詩があり、それぞれの「美しさ」があるのですが、その中でも、「虹」は突出しているような印象を受けます。一貫しているのは、彼が、ただ通り過ぎてしまうような、自然の背後に、その「美」を生起させている存在を感じとり、一瞬の感覚的把握で、文字としてそれを描写している、という点です。


    ワーズワースは、英国王室により、古代ギリシア・ローマの優れた詩人に贈られていた、「桂冠詩人」の称号を叙せられているとのことです。





    自然の愛に架る「虹」を語り続けた、月桂樹を抱く詩人。

  • わが心はおどる/虹の空にかかるを見るとき。/わがいのちの初めにさなりき。/われ、いま、大人にしてさなり。/われ老いたり時もさあれ、/さもなくば死ぬがまし。/子供は大人の父なり。/願わくばわがいのちの一日(ひとひ)一日(ひとひ)は、/自然の愛により結ばれんことを。

  • 今という時代の中ではよけいな付加価値が生じてしまっているようなのがちょっとイヤかな。
    中身は悪くないけど。

  • 自然詩人と言われるワーズワース。それは手放しの賛歌ではない。深い摂理と鼓動を同じくする感性が脈打っている。一番のお気に入りは「幼年時代を追想して不死を知る頌」です。

  • メトロ書店で立ち読み。
    人気のある詩人だけありますねー。
    美しい言葉の羅列。好きかも。

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