ボズのスケッチ―短篇小説篇〈上〉 (岩波文庫)

著者 : ディケンズ
制作 : Dickens  藤岡 啓介 
  • 岩波書店 (2004年1月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003222942

作品紹介

二十代前半の若き新聞通信員ディケンズ(一八一二‐七〇)は、見聞した町の風俗のスケッチを新聞・雑誌に発表、好評で迎えられ単行本『ボズのスケッチ』となった。作家ディケンズの誕生である。本書にはそのうちTales篇全一二篇を収録。

ボズのスケッチ―短篇小説篇〈上〉 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • いつものBBの本屋さんで、
    ふと目に付いたので買ってみた。

    この本を読んで、驚いたことが二つあります。

    まず一つはずっと「ボブ」だと思っていたら、
    「ボズ」だったこと。

    またもう一つは、読み終わって
    「きっとこうなるだろうな~」と言う
    感じの展開ばかりだけれど、
    日本昔話のような安心感があるのう…なんて
    呑気に思いながら、
    ふとamazonのレビューを見たら、

    なななななんと、この翻訳は
    史上まれにみる超悪訳で有名なのですと!
    吃驚、吃驚!

    ディケンズ愛好家日本支部の会報に
    「困った翻訳」てな感じで書評が載っているんですって!

    そんで、訪ねていきましたら、確かに載っていました!
    穏やかに、冷静に、しかし厳しく
    「こういうところが、いけない」と書いてあった。
    (そしてその例の数は非常にたくさんあった!)

    それを読みましたら、
    ハハハ、まぁ、呆れましたね…(偉そうに)

    もー、岩波さんって言うんで盲信したら駄目なのね。

    わたしなんか英語が出来ないから翻訳が頼りなのに、やめてほしいわ!

    ネットのレビューでは

    あまりにも変に思って学校の英語の先生に相談した(!)方、

    翻訳者と編集者に猛省を促している方、

    「こんな翻訳本、はやく絶版になーれー!!」と
    プリプリカンカンきている方、

    もう、おかしくなっちゃうくらい、ものすごいんだから…。

    あのね、わたしも読んでいてね、
    『ラムズゲートのタッグス一家』の時に特にそう思ったのだけど
    「あの~、いまおしゃべりしている人は誰ですか?」って、
    なんか読んでいてこんがらがってわかりにくくて
    読み直したところがあったの。
    あれも、ね、そうかしら??
    (って、「あ、そこは普通に訳せています」と言われたら悲しい)

    あと、色々へんてこな例えをするんだな…
    さっぱり意味がわかんないけどイギリス独特の文化?だね、
    なんて思ってたのに
    それが超誤訳なんだって!ひどいー!(恥)

    なんかここまでくると原書を手に入れて
    自分なりに辞書を引き引き訳してみて比べてみようか?
    なんて気にもなってくる。

    とりあえず、下巻を買う気はしなくなった!!!

  • ディケンズのごく初期の小説集で、ストーリーというより人物達が引っ張っていくような話が多いです。終わり方もこれ以上書くに忍びないとか、お茶を濁すような感じで、え? となってしまうこともあります。明るく楽しい話が多いですが、最終話だけ暗く、不気味で、それはそれで面白いですね。
    第一話の「Kで始まるスペルの言葉ではKが付けたしになっていることもあるが、その紳士はこのKのように、いてもいなくてもよい人物」っていう比喩が妙にツボにはまりました。

  • 初期の作品だそうで、いろんな意味で若さにあふれたディケンズとの出会いに感じました。

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