アメリカ紀行 (下) (岩波文庫)

  • 岩波書店 (2005年11月16日発売)
3.20
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784003222973

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 実直で公正で紳士であることをプライドとしているディケンズの生き方が、ありありと読み取れた。
    そして、これが、イギリスという国が目指し愛し共感する姿なのだろうと思う。
    なんて真っすぐで人が良く、毅然としていると同時に思いやりにあふれた誇り高い人なんだろう。

    ナイアガラの滝圧倒されたり、シェイカー村を訪ねたり。
    ディケンズの視線は、アメリカの滑稽さ、残忍さ、愚かさを敏感にとらえるとともに、その美しく素晴らしい面もちゃんと見つめ認めようとしている。
    第17章の奴隷制度はおそろしくおぞましく、その非人道的さを厳しく批判し訴えている。
    弱者によりそうディケンズには、とうてい許せないものだったろう。

    P155より、ディケンズの友人ジョン・フォスター「チャールズディケンズの生涯」の「アメリカ」が掲載されている。
    その内容は、ディケンズからの手紙を中心とするものであり、ディケンズの本音が読み取れ、興味深かった。
    イギリス国民にとってアメリカとはどのような国だったのか、その感覚が伝わってくる思いがした。

  • 新書文庫

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

Charles Dickens 1812-70
イギリスの国民的作家。24歳のときに書いた最初の長編小説『ピクウィック・クラブ』が大成功を収め、一躍流行作家になる。月刊分冊または月刊誌・週刊誌への連載で15編の長編小説を執筆する傍ら、雑誌の経営・編集、慈善事業への参加、アマチュア演劇の上演、自作の公開朗読など多面的・精力的に活動した。代表作に『オリヴァー・トゥイスト』、『クリスマス・キャロル』、『デイヴィッド・コパフィールド』、『荒涼館』、『二都物語』、『大いなる遺産』など。

「2019年 『ドクター・マリゴールド 朗読小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

チャールズ・ディケンズの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×