バラントレーの若殿 (岩波文庫 赤 242-9)

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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003224298

作品紹介・あらすじ

『ジーキル博士とハイド氏』の3年後に書かれたスティーヴンスン(1850‐94)の長篇歴史小説。時代は18世紀の初頭、スコットランドの名門バラントレー家の世継ジェームスとその弟ヘンリーの凄まじい確執の物語。凶悪な兄と善人の弟の生涯をかけた争いが、スコットランド、イングランド、さらにアメリカの地で展開されるうちに……。

感想・レビュー・書評

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  • 二二世紀の人間が、現代のライトノベルを読んだらこんな感じかな。登場人物にしても、狂気や病にしても、妙に説明や描写が省かれているようで、「当時の人間にとっては自明の、お約束なんだろうか」と感じる。

  • とにかく兄の個性が凄まじい。『嵐が丘』のヒースクリフを彷彿とさせる。印象的な場面は映画のようで、劇的な展開に手に汗を握らされる。丁寧な自然の描写が良かった。

  • 12月16日付けで2刷が出た。やっと購入。。。
    最初に出た(1996年)時に気づけなかったことが悲しい。
    この小説は大藪春彦が絶賛していたので読んでみたかったのだ。
    大藪がすすめていたもう1冊は、レールモントフ『現代の英雄』。

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著者プロフィール

R.L.B.Stevenson

「2018年 『女声合唱とピアノのための ドゥーニィのヴァイオリン弾き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スティーヴンスンの作品

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