- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003224618
感想・レビュー・書評
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ラマルク主義について調べるために購入。
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生の力を描いた戯曲。ライフフォース。ユーモアとアイロニーで語られる超人哲学……とでもいうのかな。上演前提の戯曲なので、アクターはこれをどう演じるのか。演出家はどう解釈し、どう見せるのだろう?みたいなことを考えつつ読んだり。基本は喜劇なので、暗い話ではない。思惑の違う頭のいい連中が丁々発止やりあう。生の力の検証がされ、その偉大さが高らかと歌われる。面白そうな配役で舞台で観たい。上演時には、この長台詞を覚えて演じるアクターってのは本当に凄いなと思った。
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劇作家バーナード•ショーの喜劇。
ニーチェの超人思想を実践しようとする主人公タナーと、社会構造を無邪気に利用しながら、人間の根源的な生の力を体現するアンとの結婚までを描く。
■自然の状態
■芸術や喜びを求める快楽主義
■規則に囚われた階級社会
この3つの世界を行き来する人間を批判するタナーは、第四の世界
■超人の世界
に行き、人間の完成を望んでいるのだ。
しかし、彼は結婚によって、世俗に囚われてしまう。彼は、それを望んでいたのか。彼が幸福かどうかを判断するのは、あなた次第だ。
■関連項目
ニーチェ、ワーグナー、ダンテ、ミルトン、ドンファン、ルソー、カント、共産主義、社会主義、無政府主義 -
楽しい用例をいっぱい拾えました。