ギッシング短篇集 (岩波文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003224755

感想・レビュー・書評

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  • 日常にある落とし穴や、人間のこころの隙を淡々と、諦観したとも言える鋭さで描いている。境遇の犠牲者と、薬指、クリストファーソンが特に印象的だった。

  • ギッシングは19世紀イギリスの作家。たぶん尾崎一雄が読んでいたからと手に取った。

    人生の良い面より悪い面を取り上げているので辛気くさいと言えばそうなのだけれど、こんなぱっとしない展開になりましたがそれでも登場人物たちの人生は続きますよ、というへこたれなさがどの話にもあって、おセンチ過ぎないのがよかった。

    八話中「境遇の犠牲者」「塔の明かり」「クリストファーソン」と、鈍感で正しい自己評価をできない夫がしっかり者の妻を苦しめる話が三つもあった。奥さんたちはそれでも旦那さんを愛していて、うーん蓼食う虫ってやつですね。

    特に良かったのは、細く長く諦めない「ハンプルビー」と、伝わらない気持ちがせつない「くすり指」。

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