オーウェル評論集 (岩波文庫 赤 262-1)

制作 : 小野寺 健  小野寺 健  George Orwell 
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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003226216

感想・レビュー・書評

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  • 「ナショナリズムとは何か」と問う時、最も明確な指標を与えてくれる作家。ナショナリズムが帰属するのは国家民族に限らず、本質的に権力志向と結びついている。WWⅡ当時の英国-ソ連間の国民意識についても詳述されており興味深い。

  • Orwell and Politics (Penguin Modern Classics)

    Timothy Garton Ash 2001.
    If you have time to read only one essay, read Politics and the English Language.
    http://www.theguardian.com/books/2001/may/05/artsandhumanities.highereducation

    http://d.hatena.ne.jp/yasu-san/20171117

  • 「P.G.ウッドハウス弁護」収録

  • 1930年代のプライト・ヤング・ピープルに対する批評がものすごく面白い。

  • 英米文学の知識があれば、もっと楽しく読めたと思う。
    ディケンズの評論は何とか読んだが、他の文芸論は読まなかった。

    全編を通して伝わってくるのは、オーウェルの建前論を排した実直さ。
    ユダヤ人差別について述べた評論では以下の指摘が鋭い。
    曰く、
    「ユダヤ人差別について検討しようとするのなら、なぜあきらかに非合理なこんな信念が人々の心をとらえるのだろう?とは考えず、なぜユダヤ人差別思想はわたしの心をとらえるのだろう?という疑問から出発しなければならない。」

    また、なんらかの「主義」をもつ人々に対しての、「認めることの出来ない事実」の指摘も手厳しい。
    たとえば、平和主義者に対して、
    「彼らが暴力を「放棄」できるのは、他の人間が彼らに代わって暴力を行使してくれるからだ」

    凝り固まった頭が解れていくような気分になります。
    お勧めします。

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プロフィール

George Orwell【1903-1950】 邦訳書に、『オーウェル小説コレクション 4 葉蘭をそよがせよ』(高山誠太郎訳、晶文社、1984年)、『1984年 ハヤカワ文庫NV8 』(新庄哲夫訳、早川書房、1972年)、『カタロニア讃歌 ちくま学芸文庫』(橋口稔訳、筑摩書房、2002年)、『ビルマの日々 新装版』(大石健太郎訳、彩流社、1997年)、『気の向くままに』(オーウェル会訳、彩流社、1997年)、『ウィガン波止場への道 ちくま学芸文庫』(土屋宏之・上野勇 訳、筑摩書房、1996年)、『オーウェル評論集 1~4平凡社ライブラリ』(井上摩耶子他訳、川端康雄編、平凡社、1995年)、『空気をもとめて』(大石健太郎訳、彩流社、1995年)、『動物農場 角川文庫』(高畠文夫訳、角川書店、1995年)、『オーウェル小説コレクション 1 パリ・ロンドンどん底生活』(小林歳雄訳、晶文社、1984年)、『オーウェル小説コレクション 5 空気を求めて』(小林歳雄訳、晶文社、1984年)、『オーウェル小説コレクション 2 ビルマの日々』(宮本靖介・土井一宏訳、晶文社、1984年)、『オーウェル小説コレクション 3 牧師の娘』(三澤佳子訳、晶文社、1984年)ほかがある。

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