カタロニア讃歌 (岩波文庫)

制作 : George Orwell  都築 忠七 
  • 岩波書店
3.55
  • (10)
  • (5)
  • (25)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 185
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003226230

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • あるところで、「あなたはどんな本を読んでいるのですか」と聞かれた。多読・乱読派の自分にとっては難しい質問で、ハッキリと答えられないで時間が過ぎてしまった。
    その質問への一つの答えがコレ。
    1936年、内戦中のスペインに取材に来た筆者。そして、「到着するやほとんどその場で民兵組織に入隊してしまった。当時のあの雰囲気では、それしか考えられないように思われたからである。」。
    実際、オーウェルは、「ファシスト」と闘う民兵の一員として名誉の負傷までする。徹底した現場主義。世界の底から世界を見る姿勢。そして、世界の底で得たものが『動物農場』や『1984年』につながるのである。
    こんなふうに生きてみたいものだ。

  • 戦争ってこういうものなのかと興味深い。ほんとやるものじゃないと思うのだけど、始まってしまって、始めた人は何も失わない中でスマイリーみたいな人がたくさん生まれてしまうのだろうと思うと、本当に何とかして欲しいと思う。

  • スペイン内戦のルポタージュ。
    実際の戦いに参加し、自分の目で見てきたことと、当時の報道との違いを述べている。
    が、スペイン内戦についての基礎知識がないと分かりづらい。

  • スペイン内乱に義勇兵として参戦したオーウェルのルポルタージュなんだけど、ファシストとの戦いは全体の1/3くらいで終わり、後の2/3はPOUMと共産党の間の闘争に巻き込まれた話で占められている。読む前のイメージと違ってた。

  • スペイン内戦に義勇兵として参加したオーウェルがその体験を綴った小説。

    まず、戦場で一番耐え難いのは(排泄物や腐った食べ物の)臭いと寒さであり、敵と戦っていることなんか滅多にない、という描写に真実を感じます。

    話の筋を理解するにはスペイン内戦についてある程度予備知識を持っていた方がいいと思います。私は話を理解するのに手間取りました。

    左翼というのはいつでも(殺しあうまで)仲間割れと相互不信にとらわれているのだと感じさせてくれる話でした。

  • ¥105

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1903-50 インド・ベンガル生まれ。インド高等文官である父は、アヘンの栽培と販売に従事していた。1歳のときにイギリスに帰国。18歳で今度はビルマに渡る。37年、スペイン内戦に義勇兵として参加。その体験を基に『カタロニア讃歌』を記す。45年『動物農場』を発表。その後、全体主義的ディストピアの世界を描いた『1984年』の執筆に取り掛かる。50年、ロンドンにて死去。

「2018年 『アニマル・ファーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョージ・オーウェルの作品

カタロニア讃歌 (岩波文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする