- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003226247
感想・レビュー・書評
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3.2
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おとぎばなしというサブタイトルの通り読みやすい本ではあったが、内容については子供が理解できるのかという疑問は残る
ソ連についての社会風刺を題材として書かれており内容もそこそこ歴史を周到しているとは思うが、私は本文よりもその後に挿入されている「出版の自由について」という序文に、より興味をひかれた
現代日本においても有害図書の指定など中世の黒歴史を想起させるような悪法が存在し、明らかにその法自体が害を為しているわけであるが、この本をきっかけに法規制等の妥当性についても関心が深まり、社会へ目を向ける一助になったと感じている -
これを読んでなお、社会主義を賛美する者があるだろうか。
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オーウェルの創作の原点がわかる。『1984年』だけの作家ではない。著者本人による長い付録と、訳者による解説も充実している。
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言葉と偏った情報に翻弄される動物たちはやはり家畜でしかない。ロシアによるウクライナ侵攻の時期、この本を読む意味は少なからずある。
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『1984』もそうだったけど、ラストの展開にちょっと驚いた。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/707096
人間たちを追い出し、動物は自分たちだけの動物農場を作り上げる。
「すべての動物の平等」を掲げたはずだったが…。
風刺を落とし込んだ1945年のおとぎ話は、現代社会にも名作として語り継がれている。