阿片常用者の告白 (岩波文庫)

制作 : Thomas De Quincey  野島 秀勝 
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003226711

作品紹介・あらすじ

英国ロマン派屈指の散文家による自伝文学。幼少期の悲哀、放浪の青春から阿片常用の宿命の道程を描く。阿片の魅惑と幻想の牢獄を透徹した知性と感性の言語によって再構築した本書は、ボードレールはじめ多くの詩人や作家たちの美意識を方向づけた。新訳。

感想・レビュー・書評

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  • 私には阿片の服用を始めた第二部より第一部の家出時代の方が興味深かった。16,17歳の少年がよく生き延びたと思う。彼以上に苦難にさらされている子供たちも登場する。そういう時代だったんだな…。

    この家出時代の一年後くらいの1804年に、リウマチの痛みを和らげるため阿片を使うようになって、少しずつ阿片の使用量が増えていったんだ。使い始めた頃は、阿片は普通の薬局で扱っているよく効く鎮静剤、鎮痛剤扱いだった。子どもがぐずってなかなか眠らない時とかも使っていたそうだ。信じがたいことだが。

    阿片に関する記述より、ド・クインシーが自分を取るに足らない存在と考えているのが気になる。

  • 人が薬物依存になる心理がわかるような気がしました。
    共感はまったくしませんが、観察者として読むと興味深い内容。

  • 「日曜日の雨の倫敦」という憂鬱っつぷりを全面に出す表現がオシャレ。阿片は中学の歴史教科書の阿片戦争の挿絵の印象が強く、手を出さないのは自明の理。

  • 苦痛に転じてからが恐ろしい。夢の中は無防備だから、正に魂の牢獄。

    説明描写は、正直引用が多すぎて、なんか小癪。すっきり入ってこない..
    自身の言葉で描写されている部分、"鰐"とか"海面に顔"の件は、
    ふむふむと気持ち悪かった。

    薬、ダメゼッタイ。

  • 文章はたしかに面白い、けど…なんだろう、あんまり好きになれない。
    あまり魅力を感じなかった。

  • 昔は阿片チンキちゅうて液状にして服用したんだってよ。放埒と陶酔と悪夢、けだるさにまみれた自己分析。

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