りんごの木 人生の小春日和 (岩波文庫 赤269-1)

  • 岩波書店 (1986年12月16日発売)
3.71
  • (6)
  • (7)
  • (10)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 110
感想 : 10
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (239ページ) / ISBN・EAN: 9784003226919

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

愛と人生の回想を描いた作品は、若き日の恋と晩年の恋という二つの視点から、感情の深さを探求しています。特に「りんごの木」は、若き日の甘美な思い出を、そして「人生の小春日和」は、人生の終わりにおける温かい...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゴールズワージの代表作ですね。
    「りんごの木」は若き日の愛の回想。「人生の小春日和」は人生の晩年の恋。どちらも美しい抒情的作品ですね。
    ギリシャ神話にヒントを得た構成もロマン溢れる作品に成っています。訳も読みやすく、詩的表現が心地よいです。
    作者の愛すべき代表作だと思います。

  • ちょうど2年前に新潮から出されている林檎の樹を読んでいたので今回は岩波を読んでみたよ。

    メガンが可哀想だったね〜。
    けれども最後まで読むとある意味仕方ないのだよな〜とも思ってしまった。これは2年前の私も読書メモに同じこと記録していて笑いました!

    主人公であるアシャーストは結局自分の中の騎士道に酔っているだけなんだけど、きっとこれってみんな通ったことがある、若気の至りに見られる高潔な己のイメージなのではと思った。

    メガンはとても魅力的でいい子だけど、じゃあその存在をアシャーストの本来属している環境に置けるか?といわれるとそれは難しいと思う。
    その点旧友ハリデイとその妹たちはアシャーストと属してる環境が同じだから、なにも問題がないんだ…。
    メガンはアシャーストにとって己の騎士道精神を実感させてくれる理想郷みたいな存在だったけど、のどかなあの場所からは動かしちゃだめなんだ〜。

    ハリデイの妹であるステラとメガン、時の運が味方したのも全てステラだった。悲しいけどメガンが選ばれないのは仕方なかったと思うし、アシャーストがメガンを都会に連れてきて、メガンが辛い思いをしなくて良かったのかもとは思う。悲しい結果になってはしまったけど!
    2人が生きる世界は最初から違ったんだなぁ。身分の違いのある恋を貫くには運と覚悟が必要そうだ。

    一度読んでいるので、わかっていても最後の方でアシャーストにジムが結末を話してくれるところを読んでいたらちょっと涙が出ました。

  • 3.75/83
    『白く花咲くりんごの木.その下で互いの愛を誓いあった少女メガンの思い出にアシャーストの胸はうずく.帰らぬ若き日の愛のジレンマ『りんごの木』と,人生の晩年に初めておぼえたあやしいときめきを胸に,愛を求めてあせりもだえる老人の挽歌『人生の小春日和』.青春の愛と老年の愛とをロマンの香り高く描いた佳品二篇.』(「岩波書店」サイトより▽)
    https://www.iwanami.co.jp/book/b247415.html

    著者:ジョン・ゴールズワージー (John Galsworthy)
    訳者:河野 一郎
    出版社 ‏: ‎岩波書店
    文庫 ‏: ‎239ページ
    ISBN : ‎9784003226919

  • 岩波文庫 赤

    ゴールズワージー 純愛小説2編。「今さらどうする」とも思う。
    *「りんごの木」は 若い時の恋の追憶の物語。過去の事実を 今さら 知って どうする?
    *「人生の小春日和」は 若い女性に憧れる老人の話。いい年して 若い女性に恋して、今さら どうする?

    りんごの木は 愚かさと後悔の境界、自然社会と貴族社会の境界、生と死の境界として読んだ

    「今はただ3つのものだけが残っている〜 美、高潔な行為、資産への信頼〜最大のものは美である」美とは生なのか?


  • 男ってなぁ、って思っちゃダメなのかもしれないけど。田舎娘より洗練された都会の貴族の娘がよかった、というだけのこと。

  •  恋愛文学。純粋な恋心、家柄、そして美貌。あれからどれだけの歳月が経ったのであろうか。私はあの林檎の木を忘れはしない。絶対変わらないと信じた思い。誓った約束。全てが輝いていた、あの日々。馬車の車窓から、思わず畦道に目を配ってしまう。あの日、あなたが私を追い求めたように…。
     恋愛文学の典型とも言える作品。本としても薄い部類。男女で感想が分かれるかもしれません。現実は厳しく、いつの時代も恋は明るく輝いているものだと思います。

  • 「りんごの木」に対して「人生の小春日和」では「老いの焦り」が描かれる。いずれも魅力的と言わねばならない。そしてもはや、私は「人生の小春日和」の風情のほうが、遥にしみじみとわかる歳になってしまいました。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

㈱服部年金企画にて、年金電話相談室長を務める。
同社は、年金のプロ集団として、年金教室、年金大学、研修会・相談会、社労開業塾の開催、年金図書の販売を行っている。
平成27年度は、全国35の金融機関で、年に4,500回の年金相談会、年に400回の職員研修を行った。

「2019年 『「金融機関の年金相談」実例問答集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河野一郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×