- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003227312
感想・レビュー・書評
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某所の古書イベントで入手。キーツの「La Belle Dame sans Merci」を本命に、あちこちのつまみ食いが目当て。
左頁に原文、右頁に訳文のスタイル。訳文だけじゃとうてい味わい切れないとの心遣いが嬉しい。原文は文法的な自由度の高さや語彙の見慣れなさでとっつきにくいものの、押韻や連と連の関係、日本語には直接置き換えられない英語特有の言い回しが良く見える。一通り学んだ(そして忘れた)英語の面白さを再発見。でも詩作のうえでは不格好にならざるをえない言語なのでは……とも思ってしまう。格変化が来い。
日本語訳はちょっと詳細すぎて説明的。訳文であって訳詩ではないな、というか。詳細で助かるのはもちろんなのだけど。
キーツ、ロセッティ兄妹がやはり気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
英語の熟達のため、イェイツの「ビザンティウム」やブレイクの「虎」などを昔暗唱したことがあった(今は忘れたが…)
序文での漱石の言葉の引用も自分には忘れ難く、ずっと心のどこかで引っかかっている。 -
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB00171812 -
英語と日本語が併記してあると、なんとなく頭が混乱する。英語がある程度わかる方向け。
作者や詩の背景が載っているので助かる。ヨーロッパを見つめ直す機会にいいかも。 -
英国詩集選をよんだ。ヨーロッパでも、ことに田園風景を愛する風土があり、詩作も自然の中から行われたものが多い。西洋全般に言えることだが、演説や朗読の歴史があり、一つずつの詩は、日本人から見たら長い。しかし合理的な言語らしく、感情部分は簡潔だ。興味深い。
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CD版があるらしいので、近日中に聴きたい。
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新書文庫
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英語と併せて楽しみたいイギリス名詩選集。自分の好きなウィリアム・ブレイクとワーズワースの他にもいろいろ気に入った詩と詩人があったので、これから掘り起こしてみたい。ポウプとかテニソンとかなかなか気に入ったけど、しかし古典の特徴的な英語だから読むのに時間がかかったな。
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say not the struggle nought availeth