白衣の女 中 (岩波文庫 赤284-2)

  • 岩波書店 (1996年3月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (421ページ) / ISBN・EAN: 9784003228425

みんなの感想まとめ

物語は、徐々にスピードを上げ、後半に向かって急展開を迎えます。特に、女性二人の運命に引き込まれ、彼女たちの周囲で起こる出来事に息を呑む瞬間が多々あります。物語の舞台となる当時の英国の風潮や法律は、女性...

感想・レビュー・書評

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  • 上巻でのスローテンポが嘘のよう。物語は徐々にスピードを上げ、後半はまさに坂道を転がる勢いだ。読み手はどうしても女性ふたりに肩入れしてしまい、ひとつ事が起こる度に息を呑んでしまう。女性から見れば、苦雨凄風を思わせる当時の英国の風潮、そして法律。それを私益の為に利用しようと画策する、卿や伯爵の悪意と狡猾さには心底怒りを覚える。特に、満を持して登場した伯爵の背後に立ち込める、これまで以上の濃霧。彼らの陰謀の先行きと白衣の女が纏った謎。とにかく先が気になって仕方がない。逸る気持ちを宥めながら最終巻へ。

  • ローラが新婚旅行から帰り、パーシヴァル卿の友人、フォスコ伯爵夫妻も卿の館に滞在することに。ローラの財産を狙う卿とフォスコ夫妻。一方ローラの味方はマリアンのみ。館で孤軍奮闘しやっと卿とフォスコの目的を突き止めるもチフスで倒れてしまう。後ろ盾を失ったローラも白衣の女との接触に成功したが秘密の告白を聞けず、彼女自身も体調を崩し夫の指示のままフォスコ伯の待つロンドンへ行くがそこで彼女は亡くなってしまう。しかし亡くなったのは実はアンでマリアンは精神病院に居た。マリアンの手記から伝わる恐怖とフォスコの二面性が光る中巻。

  • ハートライトがいなくなり一人で陰謀に立ち向かっていくマリアンが素敵だな~(笑)パーシヴァル卿が思ったよりも頼りなく新たな敵フォスコ伯爵の方が怖い存在になっていくのが面白かったな~(笑)こんなに物語にドキドキしたりワクワクしたりしたして読書に没頭できたのは久々かな~(笑)ウィルキー・コリンズいいな~(笑)

  •  一巻の感想はあんな感じ(https://booklog.jp/users/kotanirico/archives/1/4003228413)でしたが、本作品は意外に(?)スリルあふれ、目を離せない展開の連続です。
     岩波文庫だと上中下の三巻にまたがる巨編★ 長いです。ですが「早く続きを知りたい」と打ち克ちがたい魅力に引きこまれて、途中で本をおけなくなりました! 最初こそ鈍行ペースでだったけど、登場人物や舞台をひとしきり説明したあとは、語り口がスピードUPしたように感じました☆

     物語は予測不可能な要素だらけです。驚いたのが、主人公が途中でいなくなることで、もっと驚いたのが、なかなか戻ってこないことでした★ ハラハラし通し。ハートライト君、かっこつけて外国へ旅立っている場合だったんでしょうかね……?

     しかしながら、この物語の面白さは、ハートライトが不在だからこそ、絶体絶命の状況下でも手間ひまかけて(?)記述者がどんどん交代してゆくリレー方式にもあります。
     聡明なマリアン姉さんが倒れると、合間をぬって家政婦も状況を事態を書き綴るのだ。そして、ずいぶん昔に会った気がするハートライト青年がやっとか帰還すると、物語はウォルター・ハートライトの手記へと回収されていきます。
     どんな恐るべき奸計より私が興奮したのは、満を持して再登場を飾った彼氏が「ここからは僕がリポートしまーす!」とおいしいところをさらった、あの瞬間だったな……★ と、すべて読み終えた後も思い返しています。その中でも、お淑やかなヒロイン・ローラ本人だけが言葉を発しないのもウケるな。

     とにかく、帰ってきた彼氏は、この姉妹を悪党から何としてでも救おうとして燃えます。命がけでヒロインを助けに来るヒーロー。そういうタイプは今も何処かに生息していますか? BGMは西城秀樹の『傷だらけのローラ』に決定♪ 何はとまれ、この時代の気風で紳士は淑女たちのために戦ってくれて、いいなぁ♡ 現代は女性を見捨てて逃げそうな男性ばかり見かける(注:一個人の体験です)。


    続き:https://booklog.jp/users/kotanirico/archives/1/400322843X

  • 「はくい」ではなく「びゃくえ」 その2

  • 金大生のための読書案内で展示していた図書です。
    ▼先生の推薦文はこちら
    https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=18357

    ▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
    http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BN14064109

  • 結局女は顔か。となる。

  • 訳:中島賢二、原書名:THE WOMAN IN WHITE(Collins,Wilkie)

  • 語り手を変えながらの描写は月長石もそうだったと思う。どうなる!下巻!

  • 一人称で様々な語り手の口から語られる形式がよけいにゾクゾクする。なおかつ、読者の皆さんという語りかけがあって読むことをやめさせません。
    いかにも悪そうな人が奥が深くない短気な性格であったり、一見とても人柄がいい人が実は恐ろしい。
    そんなギャップがまたページをどんどんめくらせます。

  • ローラの結婚生活にあらわれたクライド卿の友人であるイタリア人のフォスカ伯爵。ローラを守るためにフォスカ伯爵、クライド卿の秘密を探るマリアン。白衣の女アン・キャセリックの登場。アンを追うクライド卿。クライド卿とフォスカ伯爵の会話を盗み聞きしながら雨に打たれ重病に陥ったマリオン。マリオンを過失として殺害しようとするクライド卿。同じく病気にかかったローラ。ローラの死の知らせに中央アメリカから帰国したハートライトの動揺。ハートライトがローラの墓で出会った人物の秘密。

  • 中くらいから少し面白くなってきた。

    ただ、やっぱり文体が合わない。

    仰々しい感じですっと入ってこない。

  • でもやっぱり最後これでよかったのかもしれない

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