ブラウニング詩集: 対訳 (岩波文庫 赤 290-1 イギリス詩人選 6)
- 岩波書店 (2005年12月16日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003229019
感想・レビュー・書評
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なんだかとてもあっけらかんとしていて意外だった。恋人がすきすき!って歌い上げていたと思ったら彼女の髪で絞殺しちゃったり、頭がおかしいのに明朗という新ジャンル。
頭がおかしくない詩のなかで、ホメーロスを読みなさい、とお父さんに導かれる「成長」がよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ああ、なんていうか、激情だなあ。このテンションは現代日本の若者にはなかなか出せない……なんて余計なことをぼやきつつも、楽しみました。逃げてないで、たまには古典も読まないとなあ。
しかし、良かったのは良かったんだけど、目当ての詩の訳がいまいち……分かりやすいんだけども、語感がなんだか微妙でした。
私は平素からあまり詩を嗜んできていないのですが、むかし読んだエッセイや好きなマンガなどで、何度か引用されていた詩がすごくインパクトに残っていたんです。『春の朝』という有名な詩。
わたしが好きだった訳は、上田敏さんというかたの古い訳みたいで。『海潮音』という訳詩集に収録されているので、そちらを後日購入することにしました。