アルハンブラ物語〈下〉 (岩波文庫)

制作 : Washington Irving  平沼 孝之 
  • 岩波書店 (1997年2月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003230237

アルハンブラ物語〈下〉 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 上巻は歴史の話が中心でしたが、下巻は蒐集された伝説が多めの印象。閉じ込められた王子様やお姫様、魔法をかけられた兵士たち、洞窟に住む魔術師、埋められた財宝、実際の歴史との絡みもありつつ、ファンタスティックでエキゾチックな伝説の数々はどれもとても魅力的です。

    スペインというとざっくりヨーロッパの国のひとつ、と思っていましたが、位置的に海を挟んでモロッコがあり、そちら方面からの影響もとても強いんですね。イスラム教勢力とキリスト教勢力の間での戦いが長く続き、アルハンブラ宮殿も元はイスラムの支配時代に築かれたものゆえ、独特のオリエンタルな建築になっていて、そこに残る伝説の類いもヨーロッパ的というよりはそこはかとなくアラビアンナイト風な趣きでした。

  • 下巻は伝承が中心。いずれも秀逸。幻想的な話と魅力的なキャラクターで、読んでいると心が温まる感じがした。特に良かったのは次の2つ。「アフメッド・アル・カーミル王子の伝説」では、オウムとフクロウの力を借りてお姫様と結ばれる。「ドン・ムニョ・サンチョ・デ・イノホサの伝説」では、カスティーリャ人騎士とモーロ人騎士とが騎士道精神を示す。

  • 上巻より伝承の聞き書きが多い下巻。昔話が続いたら途中でダレないかな、と気にしていたのだけれど、まったく杞憂だった。作者の選択眼と再構成力が素晴らしいのだ。どの話もみずみずしく展開に意外さがあって、とても楽しかった。

    これらの話はもちろん史実ではないけれど、長年グラナダの人々に語り伝えられてきた強度を持っており、そこから土地の歴史や人のあり方がじんわりと伝わってくる。南スペインの魅力と共に、アーヴィングの物語る力を堪能できた。シンプルで生き生きしたお話の数々に、童心に帰りつつゆったりとした気持ちに。

  • 上巻よりも伝説の収録が多くて、千夜一夜物語的な世界を楽しめました。スペインの昔話として馴染みのあるストーリーもいくつかあって、なんとなく懐かしい気持ちにもなったり。描写もやっぱり好みだなあ。描き出される風景もどこか懐かしさがある気がしました。

  • おじいちゃんにお話を聞かせてもらっている心地がする内容でした。

    アルハンブラ物語の下巻はアルハンブラ宮殿の伝説集って感じ。ロマンチックなイスラム文化と融合したスペイン文化の歴史を感じるね。

    こんなの読んでアルハンブラ宮殿に訪れたら、ついつい「財宝が埋まってるかもしれない」とか「ムスリムの兵士が封印されてるかも」とか考えちゃうよなぁ

    観光が100倍楽しくなること間違いない。歴史のロマンやね。

  • 上巻に引き続きアルハンブラ宮殿にまつわる伝説や物語が散り並べられている。地下に眠る金銀財宝、王女にまつわる伝説、幻想的な世界はアラビアンナイトの雰囲気が漂う。いつかグラナダを訪れてみたい。

  • いいですね。ほんと。物理的距離と時間的距離の旅。上巻と下巻の気になった箇所から拾い読み。

  • グラナダ・アルハンブラ宮殿に行く前に是非読みましょう。印象が全く変わると思います。

  • 目次
    アルハンブラへの来訪者たち
    遺品と家系
    ヘネラリーフェ離宮
    アフメッド・アル・カーミル王子の伝説―恋の巡礼行
    アルハンブラの丘をマテオと歩く
    モーロ人の遺産の伝説
    ラス・インファンタスの塔
    三人の美しい王女の伝説
    アルハンブラの薔薇の伝説
    歴戦の老兵〔ほか〕

  • 上巻より面白かった!!
    作者が出会った人たちとの交流や、彼らから聞いた伝説や噂話などが盛り沢山。グラナダに行きたいな〜。アルハンブラ宮殿に行ってみたいな〜。

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