- 岩波書店 (1950年6月12日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784003231418
感想・レビュー・書評
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孤児院で育った女の子が篤志家に大学に入れてもらい、勉強や生活のことを月に一度の手紙で報告する…というあらすじからは、常に畏まって謙っている手紙を想像してしまうが、ジルーシャは違う。もちろん、感謝と尊敬はしているけれど、卑屈になることはなく、親しみとユーモアが溢れている。「〜ですの」といったお淑やかで丁寧な言葉づかい(お上品な女学生っぽいのがいい)で「お頭はすっかり禿げていらっしゃいますの、それとも少し禿げていらっしゃいますの?」なんてことも書いてしまう。そして自分をよく見せて気に入られようとすることもなく、「お砂糖鉢の中へお塩を入れたり、評議員さんの後ろでしかめ面をしたり、おどけた顔つきをしたりして済まなかったと思います」としなくてもいい告白をしたりもする。
かなり若かった頃に読んだときにはそんなふうには思わなかったような気がするけれど、あしながおじさん目線で読める年になったら、強くて賢くて朗らかなジルーシャを応援しながら温かい気持ちになれる物語。作者が描いたという挿絵もヘンテコでかわいくて素敵だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イメージとは違って、すごく読みやすくて楽しかった。小気味良いジューディの言葉が心地良くて一気読み。
あしながおじさんに大学に通わせてもらい、世界が広がってワクワクして仕方ない感じが伝わって、私も終始同じ気持ちでした。
自立心を持ち、物事を自分で捉えることを自然に実践しているジューディには好感しかない、、
きっと私が十代の頃に読んでいて、身近に彼女を感じていたなら、折々ですごく勇気付けられただろうな。今読んでもすごく良かったけど。
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自分が主人公になったつもりで一読。
時に不可解な態度を見せるあしながおじさんに対して、主人公と同じようにイライラしたり、無言の優しさに温かい気持ちになったり、その正体を想像したりして楽しめます。
主人公がさまざまな詩や小説を読みながら学んでいく過程は、本好きの人には共感できる点が多いのではないでしょうか。「足るを知る」、「現在を生きる」など、古今東西の思想・哲学に出てくる内容も出てきます。主人公と一緒に成長できる作品です。
その後、あしながおじさんの正体を知った状態で再読。
今度はあしながおじさんの気分になって、主人公の手紙を読みました。
私はこの小説にちなんだ名前の団体に寄付をしているのですが、今後、寄付した先にジルーシャのような子供がいることを想像しながら、楽しめそうです。 -
大変失礼ですが挿し絵にどうしても笑ってしまいます。手紙をもらう立場から考えたら確かに描いてあったら嬉しいですが…。
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ずっと未読だったが、家人の実家の本棚にあったのを読んだ。
なんとなく結末は知っていたけど、実際に読むのは初めて。とても面白かった。
ジューディの前向きな姿勢と、初めての世界へのわくわくが踊るような文章が素敵。 -
「図書館の主」というマンガに出てきて、興味が出たため学校の図書館で借りました。結末や物語の進み方を知らないで読みたかったです。「最も価値のあるのは、大きな大きな快楽じゃないのです。小さな快楽から沢山の愉快を引き出すことにあるのよ」のあたりが好きです。ジルーシャの性格が明るくて知ることが楽しい感じが伝わってきました。私も同じ大学生であり、最近ではサリーやジューリアのように与えられることを当たり前に思っていたかもしれません。そのような中この作品に出会えてよかったです。本当に幸せな気持ちになる一冊でした。
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導入部以外は主人公ジェリューシャ・アボット(ジュディ)があしながおじさん(ジャービス・ペンデルトン)に宛てた手紙という構成
始めの百ページくらいと最後だけ読んだ -
素直で明るくて、自分の葛藤を隠さないジューディが素敵で、わくわくしながら読み進めてあっという間に終わった。読後感の気持ちいい、幸せな気分になれる本だった。
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岩波少年文庫。
これもなかなかよい翻訳。
著者プロフィール
ジーン・ウェブスターの作品
