大地 (2) (岩波文庫)

制作 : 小野寺 健 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 143
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003232026

感想・レビュー・書評

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  • 王龍の息子たちに物語の舞台は受け継がれる。「土地」をキーワードにしながらも、時代背景は、戦時へ。切り売りされる土地。同時に前に進む戦の空気。既に大きくなり過ぎた王龍の一家。さて、続編はどうなるのか。

  • 土により大地によって産をなした王龍一家だが、
    息子たちに代になり、彼らの心は土を離れてしまう。
    それぞれの欲と野心に押し流されてゆく三人。
    次第に退廃を深める彼らと呼応するかのように、
    社会もまた新時代の前の闇と混沌の中にある。
    (全四巻)(Amazon商品説明より)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    第2巻の内容は、王龍の息子たちの物語。
    王龍は3人の息子に恵まれます。
    長男は地主に。
    次男は商人に。
    そして、大地に根付くものとして土で働く男にしたかった三男は、
    王龍と大喧嘩して家を出てしまいます。

    そしてこの巻では、王龍が死に、少しずつその大地が削られ、
    長男と次男はそれぞれの方法で資産家となり、三男は南の地で軍人となります。

    この長男がまた。
    二代目っぷりを発揮してて面白いです。
    (全国の二代目さんごめんなさい!)

    次男はちゃっかりしてしっかりと資産を稼ぎます。
    金持ちほど倹約家と言いますが、この次男がまさにそう!
    嫁選びも見栄えや家柄など気にせず、
    しっかりとやりくりしてくれそうな人を選んで大正解。

    そして焦点は軍人となった三男の生活に。
    三男は軍人として出世し、王虎(ワンフー)と呼ばれるようになります。
    長男は王一(ワンイー)、次男は王二(ワンアール)と、
    適当?に数字で呼ばれているので、この三男は息子たちの中でも
    重要人物なんだなーと言うことが分かりますね^^

    で、王虎ですが。
    王一と王二の息子をそれぞれ一人ずつ預けられます。
    王虎が強い権力者になったら...と言う野望と、
    息子を男らしく強く育てたいと言う気持ちから...

    ですが、王一は優雅な生活が好きで...
    息子もそれから逃れられず、
    軍人の生活がつらくて自殺してしまいます...

    王二の息子はその後も王虎の唯一の身内として、そこそこ活躍します(笑

    王龍から始まる一大サーガであるゆえか、家族に関係しないことはあまり詳細は書かれません。
    なのでこの時代に確かにあったはずの革命や不平等条約や戦争については曖昧模糊なまま。
    王虎が軍人になったから時代背景もっと出てくるかな~と思ったんですが。

    孫文だの蒋介石だの毛沢東だの、
    ラストエンペラーだの西太后だのも、もちろん出てきません(´・ω・`)

    そこら辺はちょっと残念ではあるのですが...
    これが真実の当時の人民の生活であり姿なのだろうと。

    晩年に妾となった梨花(リホワ)のその後も楽しみです。
    意外と王虎と結ばれたり...するのかしないのか...

    待て次号、ですね(笑。

  • 親が思うようには育たないものだ。

  •  第Ⅰ部からの、伏線が張られているところがすごい。ワンピースみたく。

  • 王龍の三男、王虎の物語。激しさと孤独。

  • 大地(1)に記載

  • 王龍(ワンルン)の息子はそれぞれ大地を離れ
    大地主の王、商人の王、軍人の王虎(ワンフー)へとそれぞれの人生を歩んでいく。

  • よい

  • ○2008/05/12 
    読み終わった後の重量感がすごい。読んでる最中は単語などに悩まされることもなくすらっと進めた。
    まさか三男にこんなにスポットが当たると思ってなかったのでびっくりした。出始めに衝撃があっただけに、父親と同じように女に翻弄されてしまう繰り返しに驚いた。王(ワン)家は女運に恵まれないな…。
    長男次男もさておき、このあと梨花(リホウ)たちがどうなるのかが気になる。
    頭を除いてスピードが全く落ちなかったことに自分でもびっくり。ここで折り返しとなると、後はどう転んでいくのか…。

  • いっきに読めないが。

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著者プロフィール

宣教師だった両親とともに生後まなく中国に渡り、以後前半生を中国で過ごすユニークなアメリカ人作家。大学教育は母国アメリカで受けるが、結局中国に戻って宣教師の妻となり一時南京大学で英文学を教える。1931年『大地』を発表し1932年にピュリッツアー賞を受賞。『大地』は『息子たち』、『分裂せる家』とともに三部作『大地の家』を成す。1938年にノーベル文学賞を受賞。1934年、戦禍を避けて住み慣れた中国を離れて母国アメリカに永住。1949年共産党革命のため中国に戻る機会を失った。アジア通であり終生「東洋文化と西洋文化の架け橋」役を務める。戦前、長崎近郊で暮らした(疎開)体験をもとにして戦後まもなく書かれた『大津波』という子供向け短編が1960年に日米共同で映画化された。

「2014年 『隠れた花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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