怒りのぶどう 上 (岩波文庫 赤 327-1)

制作 : 大橋 健三郎 
  • 岩波書店
3.25
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本棚登録 : 58
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003232712

感想・レビュー・書評

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  • 文学的にも優れているのだろうが(文学オンチなので正直よく分からないけど)、理系的な視点(気候学、地理学)から見ても、なかなかよく書けていると思う。解説を読むと、作者スタインベックは相当綿密な現地取材をした上で書いたようだ。

  • タイトルとあらすじはずっと前から知っていたけれど、ひたすら暗くて重くてしんどい話なのだろうと敬遠していた。
    が、昨年読んだ本に続けて登場した(「アルバート、故郷に帰る」と「プリズン・ブック・クラブ」)ので、これは読めということだろうと観念して読み始めた…ら、びっくり。
    めっちゃくちゃ面白い。
    ちょっとー!言ってよー!!
    凶作の上に大資本家に農地を奪われ、中西部オクラホマ州から西部カリフォルニアまで移住する貧しい農民達、あちこちで金は騙し取られ、働き手が不足しているという目的地の情報も明らかに詐欺まがい。
    もちろん苦しい話なのだが、登場人物達の造形が見事で、生きようとする彼らの力に引き込まれる。
    好きな文章は書き写しておくことが多いのだが、この作品は多過ぎて書き写すことを諦めた。
    繰り返し読もう。
    続きがとても楽しみ。

  • [配架場所]2F展示 [請求記号]B-933/14/1 [資料番号]2006107098

  • 戦間期のアメリカの社会状況をジョード一家を通じて描いた著作。

    トム・ジョードが刑務所から仮出所したころ、砂嵐と金融資本の論理によりジョード一家は住処を追われる。オクラホマを出発したところで上巻は終わる。

    農民にとって土地は命であるかのように土地をうばわれたじいさんが急死する。それでも一家は何事もなかったかのようにカリフォルニアへの道を進もうとする場面に力強さを感じる。

    訳は少し硬いかなぁ、という気がしないでもないですが、読むのが苦痛というレベルでもないです。

    (中巻へ)

  • 大恐慌時代のアメリカを生き抜く農民一家。生き生きとした文体・テンポでガンガン読めます。文章構成(ルポとストーリーが交互になっている)も面白い。ピューリッツァー賞受賞作品だそうで。

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