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みんなの感想まとめ

多様な作家の作品が収められた短篇集は、アメリカ文学の流れや思潮を深く感じさせる一冊です。ポストモダンの作家たちが描く物語には、時代背景やカルチャーの影響が色濃く表れており、読者はその変遷を楽しむことが...

感想・レビュー・書評

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  • ●ランス (ナボコフ)
    ●ある記憶 (ユードラ・ウェルティ)
    ●ユダヤ鳥 (バーナード・マラマッド)
    ●父親になる男(べロウ)
    ●動物園で (ジーン・スタフォード)
    ●木・岩・雲 (マッカラーズ)
    ●笑い男 (サリンジャー)
    ●バーンハウス心霊力についてのレポート(ヴォネガット)
    ●ミリアム (カポーティ)
    ●ゼラニューム (オコーナー)
    ●暗夜海中の旅(バース)
    ●黄金の雨 (ドナルド・バーセルミ)
    ●別居 (アップダイク)
    ●たいへん幸福な詩 (フィリップ・ロス)

    下巻はポストモダンの作家、小説たち。こうやって年代順に読んでくると、こんなにも色濃く思潮が現れるのかと驚いた。なるほど、時代の流れやカルチャーの流行りもあるのだろうけれど、もしかして、アメリカ人ってものすごく流されやすいのでは、、?なんて思った。歴史も浅めだし。わたしはやっぱり自然主義がとても好きなんだなとおもった(これは今のわたしの流行りなのかもしれないけれど)。自分の好きな"ムーブメント"も知ることができてよかった。




    2025/6/14

  • 続きまして下巻でございます。

    上巻の方が、好みに合うのが多かったかな?
    と思ったけれど、
    今目次を見返してみると、
    そんなことはなく、
    あれもこれも面白かった。

    中でも、

    「ユダヤ鳥」バーナード・マラマッド

    迷い込んできた喋る不思議な鳥、
    理不尽な振る舞いをする「権力者」に
    恐ろしくて何も言えず、
    好きな人も庇えないの、辛いね。

    「動物園で」ジーン・スタフォード

    かっこよくもなく、お金持ちでもなく、
    世間の評価は低くって、風当りも強いけれど、
    意外な形で、本当に心の支えになってくれる人、
    いつもふと、思い出す人。

    本当にその人を思っての行動なのか、
    ただ自分の理想を求めて、その為なのか、
    が分かれ目!

    「ゼラニューム」フラナリー・オコーナー

    もう、誰かの手を借りなければならなくなった老人、
    でもそれを認めたくはない、
    人を差別することを「立派」な「ちゃんとした」男の
    振る舞いだと思っている。

    この主人公に感情移入させながらも、
    この振る舞いは愚かだ、とちゃんと思わせる筆致がすごい。
    なんと、この作品が学校の卒業制作なのですって。

    その他、大好きなサリンジャーの「笑い男」も入っている。
    お気に入りのお話も違う人の翻訳だと
    雰囲気が変わって面白いね。

    それでも、
    ジョン・バースの「暗夜海中の旅」と言うお話が、
    どうしてもどうしても意味がわからなくってつまらなく思えて、
    読まないで飛ばしてしまった。
    短篇小説で、飛ばすなんてことほとんどないから
    なんだか落ち込んでしまったけれど…。

    また、ジョン・アップダイクの「別居」は
    ちょっと感傷的過ぎ、また作者の
    「ね?読んだ?良かったでしょ?」と言う感じが
    なんか鼻につく感じでね。

    そんなものもあるけれど、
    この本は上下とも読んで損は無い作品だと思う。

    アンソロジーは、
    今まで知らなかった作家とも気軽に出会えるし、
    色んな種類のお話を読んで得した気持ちになるし、
    とても良い!

  • 下巻。
    収録されている作家は、上巻同様、大物ばかりなのだが、巻頭にナボコフが置かれているのが印象的。確かにナボコフは最終的に『アメリカの作家』となったが、文学的な傾向としては矢張り欧州に属しているような気がする……。
    意外性が高いといえばカート・ヴォネガット・ジュニアもそうか。どちらかというとハヤカワのイメージが強い。

  • 目次を見たら読んだことのある作品が多かったが、そのどれもが非常に強く印象に残っているものばかりだったので思わず買ってしまった。選者のセンスが光る。アメリカ文学を読んだことが無い人にまず薦めたい一冊。

  • 本巻には、ナボコフ以下、戦後に活躍した作家たちの作品を収める。現代アメリカを代表する作家たちによって表現された現代アメリカ社会の諸相。

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