青白い炎 (岩波文庫)

著者 :
制作 : 富士川 義之 
  • 岩波書店
3.80
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本棚登録 : 135
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003234112

作品紹介・あらすじ

帝政ロシアで生まれ、亡命作家として生きたナボコフ(1899‐1977)。999行から成る長篇詩に、前書きと詳細かつ膨大な註釈、そして索引まで付した学問的註釈書のパロディのようなこの"小説"は、いったいどう読んだらいいのだろうか。はたして"真実"とは?諧謔を好んだ『ロリータ』の著者ならではの文学的遊戯に満ちた問題作。

感想・レビュー・書評

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  • あー。厄介な本。

    殺された詩人ジョン・シェイドによる遺作の詩
    と隣人である文学者キンボートによる膨大な注釈。
    注釈には、かつてあったゼンブラの最後の王の物語が語られる。

    うーん。最初は詩を読みつつ、注釈を読んでいたのだが、
    途中からは注釈だけを読むことに・・・。

    何もないところから、何かを読みとるというのは、
    電波系だったり、陰謀論者の常套。
    キンボートは、ジェイドに語ったゼンブラの物語が、
    詩の主題だと信じて、必死でそれを見つけようとする。
    これって文学者たちへの揶揄?

    で、さらに最後にひっくり返る、
    というか苦労して読んた本を投げたくなるような悪巧み。

    あー、厄介な本だ。

  • 宇多田ヒカルが読んでいた
    ghostという曲を書く際中

    カントスが一番好きらしい

  • -

  • 2017年11月12日に紹介されました!

  • 2016/10/10購入

  • 長らく品切れになっていた1冊。
    発表当時はかなり斬新で実験的であったと思われる構成に目が行きがちではあるが、ナボコフらしい緻密な文体と執拗とも思える描写の妙も堪能したい。
    また、一見、本筋とは関わりの無いように思える描写も、後でしっかり生きている。小説をチェスに例えたナボコフらしい。

  • 祝復刊!

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    「帝政ロシアで生まれ、亡命作家としての生涯を送ったナボコフ(1899-1977)。999行から成る長篇詩に、前書きと詳細かつ膨大な註釈、そして索引まで付した学問的註釈書のような体裁のこの〈小説〉は、いったいどう読んだらいいのだろうか。はたして〈真実〉とは? 諧謔を好んだ『ロリータ』の作者による文学的遊戯に満ちた問題作。 」
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    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480038814/

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著者プロフィール

ウラジーミル・ナボコフ(Владимир Набоков, Vladimir Nabokov)
1899年4月22日 - 1977年7月2日
帝政ロシアで生まれ、ヨーロッパとアメリカで活動した作家・詩人。文学史上、亡命文学の代表者とされることもある。昆虫学者としての活動・業績も存する。
ロシア貴族として生まれたが、ロシア革命後の1919年に西欧へ亡命。ケンブリッジ大学に入学し、動物学やフランス語を専攻。大学卒業後にベルリンで家族と合流して文筆や教師などの仕事を始める。パリを経て1940年に渡米、1945年にアメリカに帰化。1959年にスイスに移住し、そこで生涯を閉じた。
ロシア時代から詩作を開始。ベルリン、パリにおいて「シーリン」の筆名でロシア語の小説を発表して評価を受ける。パリ時代の終わりから英語による小説執筆を始めた。渡米後も英語で創作活動を続け、詩・戯曲・評伝を記すだけでなく翻訳にも関わった。
代表作に、少女に対する性愛を描いた小説『ロリータ』。映画化され、名声に寄与した。ほかに『賜物』、『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』、『青白い炎』、自伝『記憶よ、語れ』。

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