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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003234211
感想・レビュー・書評
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父のアイルランド気質を強く受け継いだスカーレットが、動乱の時代を強く逞しく生き抜く物語。映画では本当に短くしか取り扱われていない箇所だが、父や母の出自まで細かい描写があり、時代背景を知ることでより理解を深められるような気がした。
p254「われわれ南部人の問題は、旅行をあまりしないこと、旅行をしてもその経験を十分に生かさないことです」という言葉が心に刺さる。何を見て何を学ぶかを大切にしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだ物語は始まったばかり。
スカーレットの性格は極端だ。女からは嫌われるのは当然だが、周りの男も本来の姿を知らずにいるのは馬鹿だろう。
どうなるのかわからないけど、この性格が良い方向へ転べば、現代的な女性の価値観を持って共感できそうだが。
とにかく、この巻ではスカーレットは馬鹿女だった。子供だった。
この歳まで、風と共に去りぬは、小説も映画も観たことがない!
知っていることといえば、映画のジャケットのヴィヴィアン・リーと、黒髪黒ひげの男性、そして「明日は明日の風が吹く」。
現在は「明日というのが日がある」と訳すらしいが。
クラーク・ゲーブルがにやけた濃いおじさんで映画を観る気がしなくて。
でも、読み終えたら、鑑賞する。
まず、翻訳選びで迷う。新潮文庫か岩波文庫か。
検索していくつかの意見を読んだり、文章の出だしで、なんとなく岩波文庫の方が合ってるかなというのと、簡単な登場人物紹介、地図、解説、年表、注釈と、付属がたくさんついているので選んだ。