- 岩波書店 (2015年11月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784003234242
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物語は、南北戦争の終結後の混乱と再建の中で、主人公スカーレットがタラ農園を守るために奮闘する姿を描いています。彼女は現実的でありながらも、家族への愛情と強い意志を持ち続け、周囲の目を気にせず行動する姿...
感想・レビュー・書評
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どんどん面白くなってきました。南北戦争が終わってアシュリーが帰ってくる、破壊された街や生活の再建が始まる、タラ農園を守るためにスカーレットがなりふり構わず金策に走る、レット・バトラーのスカーレットへの深い愛。てんこ盛りの4巻です。スカーレットはとても現実的で家族と暮らしたタラ農園への愛情が本当に強いんです。私が絶対に何とかしてみせる。素直に助けてほしいって言えないけど、後先考えずに前へ前へ進む姿は純粋だと思いました。本当に真剣に生きている人は悩んでいる暇なんてないのです。
アシュリーはスカーレットの初恋の人です。性格が真反対だから惹かれたのかな。でも一番辛くて苦しい時に何もしてくれない人よりレットの方が愛があると思うよ。自分が傷つかない愛なんてないと思う。彼女には幸せになってほしい。この巻に「人生を無視するなんて。人生は生きなければ。微笑んでその厳しさを巧みにやり過ごすには人生はあまりに容赦なく、あまりに敵意に満ちている」という言葉があります。がむしゃらに生きるスカーレットが本当に大好きになります。いつのまにか彼女の応援団になっていました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4巻もレット・バトラーがカッコよすぎました。
レットといる時のスカーレットも生き生きしていて読んでいて楽しいです。
戦争が終わり、建築材料も食べ物もすべて不足していて厳しい世の中なのですが、そんな中でも周りの目を気にせず行動するスカーレットが読んでいて清々しいです。 -
ようやく戦争が終わり、待ち焦がれたアシュリーが遂に帰ってきた。しかし、アシュリーは以前のアシュリーではなく、「この世の美しさを傍観する平和な人」だったのだが、今や「戦争を通じて世の中の醜い部分に身を投じざるを得なかったことで、自分も醜い世界に組み込まれてしまった」ことに苦しむ人となってしまった。
現代でも起こっている、戦争神経症のようなものなのかもしれないが、とりわけアシュリーの悩みは違うベクトルで複雑な気がする。
訳者解説にあった、女性の社会的地位の変化の話を見て思い出したのは、『赤毛のアン』にも確か数学が得意な女の子が登場していたということだ。スカーレットは読書が嫌いだが、数学は得意だったとある。これはそれまでの典型的な女性像とは異なる。また、スカーレットは母の教えを守ろうとしながらも、根っこには当時の女性らしからぬ新鮮な考えを持ち合わせていたという点が、新しい女性の登場の萌芽のようなものを感じさせる。
『赤毛のアン』の時代は1900年頃だと思うのだが、ちょうどこれは南北戦争後に女性の社会的地位に変化が見られ、新しい女性像の象徴として「数学(理系分野)が得意な女」が見てとれる。
話を物語の内容に戻すと、レットからタラ農園を守るための金を貰うため、あたかもレットに気がある振りをしたものの、レットに見破られ、ひどく惨めな気持ちになったスカーレット。直後に会った妹スエレンの婚約者フランクを自分のものにするため、スエレンが他の人と婚約したと嘘をつく場面にゾッとした。
そして、レットがケネディ夫人となったスカーレットに会いに来て、アシュリーの存在がスカーレットの重荷になっていると口論するシーンも印象的である。レットがスカーレットを手に入れたいと思いつつも、アシュリーを忘れられずにいる(自分で自分の心を理解できていない)彼女にイライラもしているという不満が感じられた。
スカーレットが性格の違うアシュリーを好きになってしまったこと、レットが素敵な男であるにもかかわらず、周囲に理解されないほど正確に難ありという点がまさに不幸である。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/686845 -
2017.06.02
マーガレット・ミッチェルの作品
