ヴィルヘルム・マイスターの修業時代〈上〉 (岩波文庫)

著者 :
制作 : Johann Wolfgang Goethe  山崎 章甫 
  • 岩波書店
3.83
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本棚登録 : 256
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003240526

作品紹介・あらすじ

舞台は十八世紀封建制下のドイツ。一女性との恋に破れ、演劇界に身を投じた主人公ヴィルヘルムは、そこで様々な人生の明暗を体験、運命の浮沈を味わう。ヘルマン・ヘッセやトーマス・マンらが範としたドイツ教養小説の代表作。新訳。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱりゲーテはいいね。
    すごく具体的で簡単な言葉を使ってるんだけど、一言一言がよく練られていて深いし、多くのことを象徴しているのが感じられる。
    メーテルリンクの青い鳥に通じるものがある。

  • 主人公であるヴィルヘルムの挫折から転向(劇団員→商人)になる過程を描いた第1巻。

    古典作品ではある。しかし、夢と恋にただ盲目的になっていた少年が挫折を経験し、勤勉な商人になった上巻は普遍的なメッセージ性を有していると思う。
    もっともどんな挫折をしたかまでは書いていないが。

    まぁ若い頃は近視眼的に、全ての道が成功へと続いているように思えるんですよね。挫折という意味では私自身も同じだ。

  • 全巻を通して読んだことのある人以外は、巻末の訳者解説を読まないでください。ひどいネタバレがあります。推理小説の犯人が一行目で明かされていたような衝撃。推理小説読まないけどきっとそう。とにかく鬼畜レベルです。

    ヴィルヘルム青年は幼い頃からの情熱に従い演劇を志す。
    経験が人間を形作る。

























    ネタバレ
    ミニョン が しぬ。
    訳者解説ううううううううううう!!!!!!!!!!!

  • 実際に読んだのは古本です。幼い頃に読んだことのある人も多いでしょう。あの『君よ知るや南の国』の原作です。

  •  『徒弟時代』(本書)は“複式簿記”が登場する稀有な小説の一つとしても有名。以前それを偶然知ったので、『ファウスト』を借りたついでに本書も読んでみました(当該個所については引用機能を使いました)。

     作品自体にはあまり期待していなかったのですが、想像以上に良かったです。

     まず、文章がとても綺麗。岩波の翻訳でこれだけ綺麗なのだから、原文はおそらく信じられない程美しいのだと思います。

     また、ゲーテの人生経験の豊富さと人間観察眼の鋭さを感じさせる登場人物の書き分け方の巧みさに脱帽しました。
     様々な信念を持った人々が登場して、その誰もに芯の強さが感じられるというのは凄いと思いました。おまけに、どの人物も現代社会に通じるような精神性を持っていて、現代小説に今も尚匹敵する作品だと思います。

     そして、これはゲーテの好んで使う手法のようですが、登場人物の感情が大きく揺れ動く様なシーンを吹っ飛ばしてます。

     『ファウスト』のレヴューでもその点について触れたのですが、ゲーテは作品の理性的で安定した流れを妨げないように、この様なシーン吹っ飛ばしを好んで用いるのかな?と思いました。

     しかし、こうも様々な主張が繰り広げられると、読者としてはゲーテが最終的に誰の主張を自分の主張として押し出して来るのか気になってしまいますね!

     簿記のシーンだけ読んでおこうと思ったんですが、この際なので続きも読もうと思います。

  • 長い間Buildungsromanの範として仰がれてきたゲーテの小説。ここで示される「陶冶」(Buildung)の理念は、そのまま受容される形であれ、反発される形であれ、様々な形態で影響を与えてきた。18世紀ドイツにおける人間性の理想を知るうえで格好の材料となる名作である。

  • 1796年に発表された小説で、内容から「教養小説」とも言われているそうです。
    主人公のヴィルヘルムが青春時代に女優に初恋をし、その恋に敗れ、演劇を志し、その過程でいろいろな女性に接し、人間力を磨いていく。
    というストーリーと構成なのですが、この構成がまさに教養と言われるところだと思います。表面上の物語もさることながら、その節々に散りばめられた格言や金言が「生きること」そして「生き方」を教えてくれます。

  • 商人の息子で芝居が大好きなヴィルヘルムさんの修行時代のお話。
    出てくる女性が魅力的に描かれているようで、結構読みやすい。

    上巻の流れは、
    芝居に傾倒→女優に一目惚れ→失恋→仕事に没頭→友達増える→また芝居に手を出す

    という流れ。
    失恋中→仕事に没頭 のなかで、女優への恋心と一緒に芝居への想いまで断ち切ろうとこねるヴィルヘルムさんの屁理屈には、

    あぁ、俺もこんなこと考えてたなぁ~

    って感じです。

    大学時代に読んどきゃよかった。

  • 読み始めはあまり面白いと思わず、ページが進まなかったが、失恋後から展開が変わり一気に読めた。演劇はさほど詳しくはないが、読み易く興味を持ち始めた。ミニヨンが可愛い。エッグ・ダンスを実際に観てみたいものだ。中巻以降も楽しみだ

  • 購入済み

    内容(「BOOK」データベースより)
    舞台は十八世紀封建制下のドイツ。一女性との恋に破れ、演劇界に身を投じた主人公ヴィルヘルムは、そこで様々な人生の明暗を体験、運命の浮沈を味わう。

    Wilheim meisters lehrjahre by Johann Wolfang von Goethe

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