ヘルダーリン詩集 (岩波文庫)

制作 : 川村 二郎 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 106
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003241134

作品紹介・あらすじ

「乏しき時代に詩人であることとは」-こうした問いを胸に孤高の歩みを続けたドイツの詩人ヘルダーリン。理想と美の世界を遠望するその詩は、天上的とも言われ、どこまでも気高く、比類なく美しい。人生半ばにして精神の均衡を失し、後半生を精神的薄明のうちに生きねばならなかった詩人の、代表作39篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • ヘルダーリンと言えば、「憧れ」! *^^*

    東京育ちの人にはピンと来ないかもしれませんが、
    インターネットのなかった時代、
    地方の子どもに世界は実感しにくいものでした。
    ずっとずっと遠いところに、自分と違う人達が
    暮らしている世界がある。
    そういうことを本当に実感したのが
    ドイツ語購読で「ヒュペーリオン」に触れたときでした。
    いやあ〜我ながら、若かったなあ ^^;

    翻訳者の解題・解説が手厚いです。
    昔の角川文庫にはなかったぞ・・・

    今読むと、若者の感じる「老い」のなんと甘美なこと。


    いざ来たれ甘い眠りよ!心は多くを望みすぎる。
    しかしいつかは燃え尽きる
    休みなく夢想に耽る若さとて。
    やがて来る老いは 平和で晴れやかだ。
    −夕べの幻想 最終連−

  • 詩として線形に構成されているというよりは並列だ、というのは納得。
    憂鬱な内面と感傷、土地や自然への愛着が、壮大なギリシャのイメージと重ね合わさっていて、多重なスケールの重ねあわせ。それは大小でもあり超越性でもあり。そこからすっぽりキリスト教が抜けているような気がしなくもない。予断かな。

  • ドイツの詩人、ヘルダーリン。
    もっと観念的で固い詩なのかと思っていたら(ドイツ人なので)、自由で世界の広がりを感じる詩が多かったです。
    解説では、ドイツの詩の最高峰はゲーテ、と書かれていたので、ゲーテの詩を次は読んでみたい。

  • 自然の美と偉大さは、時間と空間を超越する
    人間は、取り残されていくだけ

  • 吉本隆明:詩の原理より
    読みたい

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