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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784003243114
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
詩集は、ドイツの象徴主義詩人の代表作を精選したもので、深い感情と美しい言葉が織りなす作品が特徴です。特に、自然や内面的な葛藤をテーマにした詩が多く、読者は心の奥深くに響く感覚を味わえます。著者の詩は、...
感想・レビュー・書評
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ゲオルゲの詩集ですね。
シュテファン・アントン・ゲオルゲ(1868~1933)
ドイツの象徴主義詩人の代表。
全詩集から四十八篇を精選して収められています。
訳は、手塚富雄さん。
「花」
早春のころわたしたちは
この花々の種を播いたのです、
わたしたちの心が
もういちど激しく悩んだときでした、
過ぎ去った歳月からよみがえってきた
かずかずの痛みに、
氷と陽光とが戦う最後の苛烈な戦いに。
ほっそりとした杖を目じるしにして
わたしたちはそれを育てようとしました。
それを養うきよらかな泉をさかましました、
わたしたちは知っていました、それは光と
澄んだ愛のまなざしのもとに育つことを。
いそしんで水をそそいだのです、
わたしたちは気づかわしげに空行く雲を
ともに見上げ 辛抱づよく
ひとつの葉 ひとつの芽が
ほどけるのを待ちました。
そしてわたしたちは園でその花々を摘みました、
むた近くの葡萄畑のほとりで。
わたしたちは夜の輝きに魅せられてともに歩み、
わたしたちの童児めいた手に
それを束ねて持ったのです。
「悲しい舞踏」から
きみたちが漂着した
さあえなむような悦楽の場所ーー
おまえはおまえの陽光の岸を去って
きびしいさだめにしたがうがいい。
おまえの舵をしっかりと据えよ
そして危険におもねらずゆっくりと
おまえの小舟は揺れながら
傾く年と共にすすんでゆくのだ。
山頂の氷雪の
謎の威圧にたじろぐな
そしてきびしい星座に向って
探求の眼をあげよ。
芸術至上主義傾向の顕著な詩人は、マラルメとの若き日の出会いにより、自らの詩人としての行く道を決定づけられた。
のちに、自覚的な理想の上に立った英雄的・予言的詩人とまで言われるようになった。
イギリス詩人たちとは異なるおもむきを味わうのも楽しいですね(=゚ω゚=)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲオルゲはドイツの詩人であり、近代ドイツ詩の立役者であるといわれています。訳者の手塚富雄は、多くのドイツ文学を研究、翻訳しているドイツ文学者です。ゲオルゲの鍛え抜かれた言葉と形式による芸術的な詩、そして訳者の美しい言葉選びにより、読みごたえのある一冊となっています。詩集を読んだことがない方にもオススメの一冊です。
(情報工学科 B3)
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