リルケ詩集 (岩波文庫)

著者 : リルケ
制作 : 高安 国世 
  • 岩波書店 (2010年2月17日発売)
3.83
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  • 本棚登録 :152
  • レビュー :11
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003243220

作品紹介・あらすじ

本書では、初期から最晩年にいたるリルケの詩作の歩みを見渡すことができるように配慮し、『オルフォイスに寄せるソネット』は全篇を収録、後期の詩とフランス語の詩にも多くの紙幅を割いた。

リルケ詩集 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 悲喜交交の日々は、今や麗しく透んで遠く。
    一つ一つの言葉が、繊細に、それでいてふくらかに香り立つ。
    たった数行で酔わせてくれる、美酒のような詩集。
    というか、酒が美味くなる。

  • 18/03/25。

  • 2017年3月18日に紹介されました!

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    ライナー・マリア・リルケ(Rainer Maria Rilke、1875年12月4日 - 1926年12月29日)は、オーストリアの詩人、作家。

  • 新潮文庫版も読んでみようかしら。最近リルケが好きでたまらない。

    リルケの詩はいい。言葉なきところ、物との融合、幼年時代、追憶、持続に憧れつつも、詩で語らざるをいけない矛盾を真っ向から引き受けている。語れるものについて上手く語ることが問題なのではなく、語れないことについてなお語るしかないことが首を引き締めるように切実な問題なのだ。

    真っ向から引き受けて苦しみ抜いた末に生まれた、射抜くような的確さで削り取られた彫刻のような詩、軽やかに漂う事物。一筋の光の明るさ。素晴らしい。

  • おお、これは現実には存在せぬ獣。
    人々はこれを知らず、それでもやはり愛してきた。
    ―そのさまよう様を、その姿勢を、その頸を、そのしずかな瞳の輝きを―。

    本当にはいなかった。だが人々がそれを愛したということから
    純粋無垢の一匹の獣が生じた。人々はいつも余地をあけておいた。
    その澄明な、とっておきの空間の中で
    その獣は軽やかに首をもたげ、ほとんど

    存在する必要すら持たなかった。人々は穀物ではなく
    いつもただ存在の可能性だけでそれを養った。
    それがその獣には大きな力となって、

    獣の額から角が生まれてきた。一本の角だった。
    一人の処女のもとへ、それは白じろと近寄ってきた―
    そのときそれは銀の鏡の中に、また処女の中に真実な存在を得ていたのだった。

    pp.158-9
    『オルフォイスに寄せるテネット』第2部 4

  • リルケ詩集のイメージは白。
    幼年時代の純白…。大人になってからの空白…。
    高安国世さんの訳がとっても読みやすかった。
    新潮文庫の 「リルケ詩集」(富士川英郎さん翻訳)も持っているけれど、本書の方が断然よかったです。

  • 岩波文庫(赤) 080/I
    資料ID 20102003992

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