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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784003243220
みんなの感想まとめ
詩の中に込められた深い感情と哲学が、読者を魅了する作品です。リルケの詩は、初期から晩年にかけての彼の成長を反映しており、特に『オルフォイスに寄せるソネット』では、神や自然の神秘を讃える柔らかな表現が印...
感想・レビュー・書評
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著者、リルケは、ウィキペディアによると、次のような方です。
---引用開始
ライナー・マリア・リルケ(Rainer Maria Rilke、1875年12月4日 - 1926年12月29日)は、オーストリアの詩人。シュテファン・ゲオルゲ、フーゴ・フォン・ホーフマンスタールとともに時代を代表するドイツ語詩人として知られる。
---引用終了
で、本書の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。
---引用開始
本書では、初期から最晩年にいたるリルケの詩作の歩みを見渡すことができるように配慮し、『オルフォイスに寄せるソネット』は全篇を収録、後期の詩とフランス語の詩にも多くの紙幅を割いた。
---引用終了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『オルフォイスに寄せるソネット』の全篇を収める。
神の彫琢や、嘆きといったモチーフが目立った『ドゥイノの悲歌』に比すと、『オルフォイス…』は、神をことほぎ、自然と宇宙の神秘を讃えるものも多く、幾分やわらかく、軽やかな印象を受けた。
だけれども、なんとなく捉えがたい感じ、つかめない感じで読み進めた『オルフォイス…』であった…
が最後にガツん!と来た。↓
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・『きみの最も苦しい経験はなに?
飲むことがにがければ、みずから葡萄種と化すがいい。
この量り知れぬ夜闇の中に
きみの五感の交差路に、みずから魔法の力となれ、
五感の奇妙な出会いの意味となれ。』
『オルフォイスに寄せるソネット』より( 第2部29 最終節 )
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語り掛ける共感の感じもしびれる。上の一節、大いに気に入ったのであった。
そうか、そういう感じで読めばいいのか?そう読んでみよう!と頭から再読。
すると楽しくするすると読めるではないか。
そして こんな一節にも気付く。
・『しかし形象を信じることに しばしは喜びを感じよう。それでいいのだ。』( 1部11)
〜なんだか松岡修造の声が聞こえる気がして来た。 そしてこんな一節も ↓
・『きみたちが林檎と呼ぶものを思いきって言ってみないか。』( 1部13 )
この角度で味わうと、
ますます面白く感じてくるのであった。
なんとも 力強く前向きで、全力でほめちぎっているのである。(なにをほめ讃えているのかはいまひとつはっきりしないが…。)
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他に『ドゥイノの悲歌』から2篇。『時禱詩集』『形象詩集』などからのセレクションを所収。 -
宗教マシマシすぎたためマイナス
それ以外は最高 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/707134 -
難しかった
でも初めて手にした時から言葉が優しくて綺麗だと思っているきっと訳者さんの力もあると思う
何回でも読み返したい
北斎のことをうたう詩があって面白いと思った
オルフォイスがイザナギイザナミの話に似てることを初めて知った -
悲喜交交の日々は、今や麗しく透んで遠く。
一つ一つの言葉が、繊細に、それでいてふくらかに香り立つ。
たった数行で酔わせてくれる、美酒のような詩集。
というか、酒が美味くなる。 -
姉妹、ピアノの練習、子守歌あたりが好きだった。
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おぉ、大地よ。わたしの、存在は、・・。 -
オルフォイスに寄せるソネットが素晴らしい。
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ひたすらにことばにならない何かを追い求めてゐたのだらうか。それとも決して知ることのできない「物」をどうにかして捉へやうとしてゐたのだらうか。
ドゥイノの悲歌・オルフェウスに捧げるソネットを除いたリルケの詩を時系列に追つていくと、物といふ不可解な手の届かない世界の発見と、物が無限に拡がる世界に驚く姿が見える。
ことばが尽きるその先へ。世界は詩人にことばを与へてはくれぬ。巡礼の旅は終わることなく続く。餓ゑやうと嵐に襲はれやうと。彼はひたすらに祈り続ける。世界に対する限りない肯定。
ヴァレリーにはどこか固いしつかりとしたことばの輪郭に守られた印象がある。ことばの石を削り出すやうな。ヴァレリーにとつて世界とはさういふ凝縮された固いものだつたのだらう。
しかし、リルケの場合は柔らかな葉をそつと手で包むやうなさういふ柔らかさを感じる。掴みどころのない拡がりをそつと掬ふやうな。水のやうな流れの中からことばの一滴を汲みだしてゐるやうに感じられてしまふ。
リルケの底に流れてゐるのは、ことばの無い世界に対するこの上ない信頼なのだらうか。瞬間も永遠も等しく同じであるやうな垂直に立ちあがつてしまつたからには。 -
18/03/25。
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2017年3月18日に紹介されました!
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新潮文庫版も読んでみようかしら。最近リルケが好きでたまらない。
リルケの詩はいい。言葉なきところ、物との融合、幼年時代、追憶、持続に憧れつつも、詩で語らざるをいけない矛盾を真っ向から引き受けている。語れるものについて上手く語ることが問題なのではなく、語れないことについてなお語るしかないことが首を引き締めるように切実な問題なのだ。
真っ向から引き受けて苦しみ抜いた末に生まれた、射抜くような的確さで削り取られた彫刻のような詩、軽やかに漂う事物。一筋の光の明るさ。素晴らしい。 -
リルケ詩集のイメージは白。
幼年時代の純白…。大人になってからの空白…。
高安国世さんの訳がとっても読みやすかった。
新潮文庫の 「リルケ詩集」(富士川英郎さん翻訳)も持っているけれど、本書の方が断然よかったです。
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