ブッデンブローク家の人びと 上 (岩波文庫)

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感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003243312

作品紹介・あらすじ

「ある家族の没落」という副題が示すようにドイツの一ブルジョア家庭の変遷を四代にわたって描く。初代当主は一八世紀啓蒙思想に鍛えられた実業家である。代を追うにつれこの家庭を、精神的・芸術的なものが支配し、次第に生活力が失なわれてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 2021/8/29

    夫との別離を機に「人生の常で…」という言葉を発するようになったトーニ。ひとまず上巻の一連の出来事はこの一言に集約されるように思える。栄華を極めながらもときに取り返しのつかない悲劇に見舞われる。その一方では別の商会が頭角を現す。インテリ医学生に恋をしたかと思えば、直後には嫌いなオッサンと結婚する。人生の浮き沈みは為替のように変動する。

    トーニはその法則を、「人生の常で…」という言葉で正面から受け止めていく。コンズルの方はというと、それを信仰心をもって受け止めていく。両者は奇しくも、東西の仏教観とキリスト教観を表しているよう。

  • 原書名:Buddenbrooks

    ノーベル文学賞
    著者:トーマス・マン(Mann, Thomas, 1875-1955、ドイツ、小説家)
    訳者:望月市恵(1901-1991、安曇野市、ドイツ文学)

  • 文学

  • 下巻を読み終わっていないから登録しておく。北杜夫の影響です。

  • 読書日:2017年10月16日-21日.
    Original title:Buddenbrooks.
    Author:Paul Thomas Mann.

    貴族でもなく下層階級でもない商家であるBuddenbrook家を軸にして物語が進められます。

    私が好感を抱いているのはAntonie(愛称:toni)です。
    誰かも好かれて一族の中では幸福な人生を歩む子であろうに、初婚で失敗しました。
    彼女の夫となるGrünrichはBuddenbrook家に初めて訪れた時から、私は胡散臭いと感じて居ました。
    礼儀正しい印象も受けましたが、その品の良さに怪しさを感じました。
    かと言ってtoniは幼い頃過ごした街で出会った青年と一緒になる事もどうかと
    AntonieとGrünrichが結婚するまでは思っていましたが、
    彼女等が離婚した後は、是非共この青年と再婚して欲しいと思う様になりました。

    そして落雷と強風が開けた後、彼女の父Consulが亡くなり今巻が終わりました。
    Antonie達Buddenbrook家の今後が案じられてなりません。

  • 2015.4.11 読了

  • 出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介
    あるドイツのブルジョア家庭の4代にわたる変遷と衰退を描く。

  • トーニャだろう。
    この強烈さ、ドストエフスキーとは違う女性像だな。
    嫌いじゃないよ。まるで現代の女性に近い肖像だな。

    想像したよりも面白くて驚いてる。

  • ライフネット生命保険社長出口治明さん推薦図書。

    ずっと繁栄し続けられる国や一族なんて、ないんです
    読書の秋にふさわしい古典3作品
    http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120920/237074/?P=1

  • 久しぶりのレビュー。
    大好きなお家(没落)長編です。個人の努力では時代の流れに逆らえない、諸行無常をじっくり味わえます。

    いつの時代も人生は思い通りゆきません!

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著者プロフィール

【著者】トーマス・マン(Thomas Mann)1875年6月6日北ドイツのリューベクに生まれる。1894年ミュンヒェンに移り、1933年まで定住。1929年にはノーベル文学賞を授けられる。1933年国外講演旅行に出たまま帰国せず、スイスのチューリヒに居を構える。1936年亡命を宣言するとともに国籍を剥奪されたマンは38年アメリカに移る。戦後はふたたびヨーロッパ旅行を試みたが、1952年ふたたびチューリヒ近郊に定住、55年8月12日同地の病院で死去する。

「2016年 『トーマス・マン日記 1918-1921』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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