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Amazon.co.jp ・本 (373ページ) / ISBN・EAN: 9784003243329
みんなの感想まとめ
19世紀半ばのドイツ北部を舞台に、ある商家の栄華と衰退を描いたこの大河小説は、家族の内面に迫る深い描写が魅力です。主人公トーマスは、豪華な生活を送りながらも冷静に家族の運命を見つめ、幸福の裏に潜む危う...
感想・レビュー・書評
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19世紀半ばのドイツ北部リューベックの商家、ブッデンブローク家の4代に渡る栄華と没落を綴ったトーマス・マンの自伝的要素を含む大河小説。
「魔の山」がとても面白かったが、トーマス・マンのノーベル文学賞の受賞理由がこの本だったことを知り気になって読んでみることにした。
物語の大半はそれぞれの事情を抱えた家族のエピソードを内面奥深くまで掘り下げ精緻に語られるが、1848年革命や戦争といった当時の世相に影響も受け一族が徐々に衰退していく姿は悲しみに満ちていた。
最後半部の第10部5章、主人公である3代目の当主トーマスが哲学書を読む場面で衝撃を受けるシーンがあり、作者の熱量が最高点に達し、死を幸福と捉え、その意味を見出した直後に死に至る章は心を打たれるものがあった。
非常に気になるシーンだったのでいろいろ調べると、トーマスマンはショーペンハウアーやニーチェ、ワーグナーに影響を受けていたことも分かり、文中には明記されていないが、主人公が一心不乱に読んでいた本はショーペンハウアーの「意志と表象としてと世界」だったのた。
物語の終結に向けてどうしても必要な要素で、この章はとても重要だったことを実感できた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長い月日を費やし、やっと読みました。
トーマスは真面目です。
邸宅を建て、豪華な顧客に囲まれながらもどこか冷静に一族を見つめている、現実的な主人公です。
幸福や上り坂は、それが表面へ現れて、目に見える様になり、手で触れられるシンボル、印になった時は、本当はもう下り坂になっているんだよ。
ここが1番読んでいて良かったと思えたシーンでした。 -
2021/9/22
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原書名:Buddenbrooks
ノーベル文学賞
著者:トーマス・マン(Mann, Thomas, 1875-1955、ドイツ、小説家)
訳者:望月市恵(1901-1991、安曇野市、ドイツ文学) -
出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介
あるドイツのブルジョア家庭の4代にわたる変遷と衰退を描く。 -
一族の結末が少しづつ見えてきた。
三兄弟の運命がいい具合に狂ってゆく。
描き方の丁寧さと描写の技だな。
まともな感想は下巻に。 -
世界史の教科書で「ハンザ同盟」都市、と習ってもピンと来なかったけど、商人が議員を勤め、鉄道を誘致し…という有り様と、ハンブルグやミュンヘンに嫁ぐ様子で、それぞれどれだけ異文化圏なのかすごく実感できた。歴史がますます面白い。
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若くして父の跡を継ぐことになったトーマス。参事会員にも選ばれ一家はいつの世にもまして絶頂期にあるように見えましたが、すでにトーニは2度目の離婚を経験していました。
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楡がブッデンブロークに先んじるってのは、結構マイノリティじゃないのかな?世界的には絶対そう。
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