ブッデンブローク家の人びと 中 (岩波文庫 赤 433-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003243329

作品紹介・あらすじ

父の死後、トーマスは新社主として商会を引き継いだ。離婚する妹、身をもち崩す弟らを抱えながらトーマスは父祖の築いた一家の名声と体面を保ち、事業にも腕を揮ってやがて市の参事会員に選ばれた。一家の血は彼によって次代に伝えられてゆくかのようであった。

感想・レビュー・書評

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  • 2代目の苦労。本業が上手く行ってないのに団体活動に精を出してしまう、哲学書を読んで生まれ変わるのだが、速攻元に戻るというのが情けなくていい。作者はほんとに陰湿。

  • 2021/9/22

  • 原書名:Buddenbrooks

    ノーベル文学賞
    著者:トーマス・マン(Mann, Thomas, 1875-1955、ドイツ、小説家)
    訳者:望月市恵(1901-1991、安曇野市、ドイツ文学)

  • 出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介
    あるドイツのブルジョア家庭の4代にわたる変遷と衰退を描く。

  • 一族の結末が少しづつ見えてきた。
    三兄弟の運命がいい具合に狂ってゆく。

    描き方の丁寧さと描写の技だな。
    まともな感想は下巻に。

  • 世界史の教科書で「ハンザ同盟」都市、と習ってもピンと来なかったけど、商人が議員を勤め、鉄道を誘致し…という有り様と、ハンブルグやミュンヘンに嫁ぐ様子で、それぞれどれだけ異文化圏なのかすごく実感できた。歴史がますます面白い。

  • 若くして父の跡を継ぐことになったトーマス。参事会員にも選ばれ一家はいつの世にもまして絶頂期にあるように見えましたが、すでにトーニは2度目の離婚を経験していました。

  • 楡がブッデンブロークに先んじるってのは、結構マイノリティじゃないのかな?世界的には絶対そう。

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著者プロフィール

【著者】トーマス・マン(Thomas Mann)1875年6月6日北ドイツのリューベクに生まれる。1894年ミュンヒェンに移り、1933年まで定住。1929年にはノーベル文学賞を授けられる。1933年国外講演旅行に出たまま帰国せず、スイスのチューリヒに居を構える。1936年亡命を宣言するとともに国籍を剥奪されたマンは38年アメリカに移る。戦後はふたたびヨーロッパ旅行を試みたが、1952年ふたたびチューリヒ近郊に定住、55年8月12日同地の病院で死去する。

「2016年 『トーマス・マン日記 1918-1921』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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