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Amazon.co.jp ・本 (367ページ) / ISBN・EAN: 9784003243336
みんなの感想まとめ
ある家族の栄華と没落を描いたこの作品は、19世紀半ばのドイツ北部リューベックを舞台に、ブッデンブローク家の4代にわたる物語を内面深く掘り下げています。淡々とした描写の中にも、各キャラクターの濃密な生き...
感想・レビュー・書評
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ある家族の没落という深刻なテーマでも軽快な文章で暗い気持ちにならず読めました。心労で倒れた3代目の苦悩を思うと一族をまとめ家名を背負う者の大変さん責任の重大さがひしひし伝わってきます。
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長かったし読了までだいぶ時間がかかった。
それに物語はどちらかと言うと淡々としていて、4世代の人生が描かれていくのだが、時折ある素晴らしい描写によって飽きずに読むことができた。一人一人のキャラクターがとても濃く生き生きとしていた。 -
19世紀半ばのドイツ北部リューベックの商家、ブッデンブローク家の4代に渡る栄華と没落を綴ったトーマス・マンの自伝的要素を含む大河小説。
「魔の山」がとても面白かったが、トーマス・マンのノーベル文学賞の受賞理由がこの本だったことを知り気になって読んでみることにした。
物語の大半はそれぞれの事情を抱えた家族のエピソードを内面奥深くまで掘り下げ精緻に語られるが、1848年革命や戦争といった当時の世相に影響も受け一族が徐々に衰退していく姿は悲しみに満ちていた。
最後半部の第10部5章、主人公である3代目の当主トーマスが哲学書を読む場面で衝撃を受けるシーンがあり、作者の熱量が最高点に達し、死を幸福と捉え、その意味を見出した直後に死に至る章は心を打たれるものがあった。
非常に気になるシーンだったのでいろいろ調べると、トーマスマンはショーペンハウアーやニーチェ、ワーグナーに影響を受けていたことも分かり、文中には明記されていないが、主人公が一心不乱に読んでいた本はショーペンハウアーの「意志と表象としてと世界」だったのた。
物語の終結に向けてどうしても必要な要素で、この章はとても重要だったことを実感できた。 -
2021/10/8
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ひさびさの長編読破.ブッデンブローク家の没落を描くトーマス・マンの最初の長編.読み始めてから40日ほど.私にしては異例のハイスピードで読了.特に上巻,中巻はトーニのキャラクターに牽引されて,非常に面白く読めた.人物一人一人がいきいきと描かれて,心理描写もにくいくらいうまい.さまざまなエピソードもからまり合いながら,やがて没落を迎える家族の歴史の一つ一つを形作っている.
ここからは思い出.わたしは大学の教養の授業でこの本の講義を受けた.当然読まされたわけだが,上巻の半ばで挫折した記憶がある.その当時は読む力がなかったんだろうな.長じて,この小説が北杜夫,辻邦生の愛読書だったことを知り,いつかは読みたいと思っていた.というわけで読了できて幸せである.生きていれば少しずつ願いが叶うということか.確か,訳者は北杜夫,辻邦生の松本高校時代のドイツ語の先生.あとがきにも斎藤宗吉君への謝辞がある. -
原書名:Buddenbrooks
著者:トーマス・マン(Mann, Thomas, 1875-1955、ドイツ、小説家)
訳者:望月市恵(1901-1991、安曇野市、ドイツ文学) -
出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介
あるドイツのブルジョア家庭の4代にわたる変遷と衰退を描く。 -
ブッテンブロークスついには滅びぬ。ラストの描写方法は秀逸!そしてついに街から逃れられなかったトーニ、過去の栄光にしがみつくトーニを思うとやっぱりリューベックに行こうと思う。今はみどころを1日でまわれてしまう街。
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一族の栄枯盛衰には、読者の心に哀愁を感じさせる何かが存在するものです。家族の没落を見事に描いてみせたこれぞまさに物語の中の物語と言えるでしょう。
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楡がブッデンブロークに先んじるってのは、結構マイノリティじゃないのかな?世界的には絶対そう。
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