トオマス・マン短篇集 (岩波文庫 赤 433-4)

制作 : 実吉 捷郎 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 199
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003243343

感想・レビュー・書評

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  • 「およそ不幸というものは、たった一つしかない――自分に対する好感を失うことである。」

  • 誤解を恐れずに言ってしまうと
    やっぱり長編作家なのね、でしょうか。

    なんか「あ。これは、アレの前振りね」「これはアレの習作かあ」みたいなのが多くて・・・

    だってだって「魔の山」とはいかなくてもヴェニスかトニオくらいのは期待しちゃうじゃないですか・・・

    一番面白かったのは「神の剣」かなあ。
    ちょいと変わった傾向の話で、研究者的に面白いのでしょうか、論文がいくつもネットでひっかかりました。

  • 新書文庫

  • 長編「ベニスに死す」と同じく、短編も途中で哲学的な方向に暴走するのがトオマス・マン難点。愛犬家が読んだら激怒しそうな「トビアス・ミンデルニッケル」と、乱歩や夢野久作を思わせる幻想的な「衣装戸棚」の二編が傑作。

  • 2009.9.5 読了

  • 幻滅、神の剣は本当に素晴らしい。幻滅は言葉が心に響き、神の剣はひたすら美しかった。訳が古いのが、逆に味があって良い。
    救われない、沈鬱な物語が多く、短篇であっても、実にトオマス・マンらしい。

  • ブックオフ太田、¥280.

  • ううん…面白いのかなぁ?古典系は文体で好き嫌い出ますよね、もしかしたら訳者が合わないだけかもしれないけど。

    「神の剣」の「知とは深刻な苦悩ですよ~…」ってくだりが好き。何も考えない方が愉快かもしれないけど、最後の最後で救われないかもしれないことを(いろいろ考えても悩むもののようにも思いますが)「知=煉獄の火」っていったのですかね。

    「小フリイドマン」に妙に心惹かれた。オスカー・ワイルド的ななにかを感じる。

  • ◎「幻滅」

  • 難しい感じがして、途中で集中力が途切れた。
    けれどそれは、本の問題というより、自分の問題なのだと思う。最近の本の書き方とは違う気がするので、慣れていないだけだと。

    そこはかとない狂気だなというのが最初の印象。それぞれの短編を読んでいくうちに、印象がころころ変わる。哀れだったり、自分に照らし合わせてひやりとしたり。

    時間をおいて、また読んでみたい。

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著者プロフィール

【著者】トーマス・マン(Thomas Mann)1875年6月6日北ドイツのリューベクに生まれる。1894年ミュンヒェンに移り、1933年まで定住。1929年にはノーベル文学賞を授けられる。1933年国外講演旅行に出たまま帰国せず、スイスのチューリヒに居を構える。1936年亡命を宣言するとともに国籍を剥奪されたマンは38年アメリカに移る。戦後はふたたびヨーロッパ旅行を試みたが、1952年ふたたびチューリヒ近郊に定住、55年8月12日同地の病院で死去する。

「2016年 『トーマス・マン日記 1918-1921』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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