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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784003243442
感想・レビュー・書評
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1947年刊行。悪魔と契約を結んだ天才作曲家、アドリアン・レーヴェルキューンの破滅と没落の悲劇を通じて、ドイツ人の抽象性や観念的陶酔を描いている。これはすなわち著者トーマス・マンの、ナチズムに対する痛烈な皮肉である。
天才であるがゆえに幼いころから全てにおいて情熱を欠いた青年アドリアンが、至高の芸術のために、“悪魔と契約をむすぶ”=梅毒に侵された売春婦と関係を結ぶ、、、という内容。
トーマスマンって本当にこういう発想するとこが、なんていうか本当に天才だと思います。
物語は、アドリアンの幼馴染である「私」による回想録という形をとっている。それにしてもこの「私」、どんだけアドリアンのこと大すきなんだよ!!微笑ましいわ。シルトクナップに対するモヤモヤ感は、「アドリアンを独占できない」嫉妬心からおこっているものだと思いますwww(腐女子でゴメンネ☆)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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