マリー・アントワネット〈上〉 (岩波文庫)

制作 : Stefan Zweig  高橋 禎二  秋山 英夫 
  • 岩波書店 (1980年6月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003243718

作品紹介

どこと言って非凡なところなどない人間に、歴史は大きな役割をふりあてることがある。虚名のみ高く、毀誉褒貶半ばするマリー・アントワネット。ツワイク(1881‐1942)はその生涯を、あるいは王家の寝所の秘事に、あるいは国民議会の緊迫した局面にと巧みな筆運びで追い、ひとりの平凡人に凝集する壮大な歴史のドラマを展開する。

マリー・アントワネット〈上〉 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 文章が昔っぽいというか堅いというか…読んでいて難しく感じた。けれど、この時代の背景や人物が頭の中でしっかりイメージできるようになるほど、細部まで詳しく丁寧に書かれている。
    たくさん出版されているアントワネット本の中で、1番最初に読んだ本。これだけ詰まった内容を最初に知識として持てた事に感謝です!
    濃い作品。

  • 13章以降、引き込まれるように一気に読んだ。早く下巻が読みたいところ。

  • レヴュは下巻にて

  • フランス革命ものを読みたいと思っていたが、中庸な、平凡な人物が歴史の中心人物になると…興味深いテーマだ。マリー・アントワネットは環境が異なれば天真爛漫で愛すべき女性だったかもしれないが、舞台はヴェルサイユ宮殿。まだ幼い少女にはとても窮屈な場所だった。なぜ、時計の指針が文字盤の上を二度も廻るのでしょう?「私は退屈するのがこわいのです」王妃は乱痴気騒ぎを起こし贅に贅を重ねていく日々を過ごしていく。著者の語り口が愉しくこの変はとても面白い。ただ国民は次第に目の色を変え、『頸飾り事件』をきっかけに、巨額の負債も明らかになり怒りは頂点に。これこそ"日頃の行いの悪さ"というものだろう。そしてついに革命が…。ウィーンから娘を見守る母マリア・テレサは眠れない日々が続いたことだろう。

  • 副題の通り、ハプスブルグ家の王女でブルボン家の王太子妃である、ということ以外は「一平凡人」であるマリー・アントワネットの伝記小説の前編。

    人々の上に立つべき地位にいるため、かえって自由がなく立ち振る舞いには慎重を要求されるのですが、「平凡」な気質のマリー・アントワネットは湯水のようにお金を使って遊び呆ける・・・といっても普通の人間がこの地位につけば、程度の差はあれ、同じことをするような気もします。

    むしろ、より「平凡」であり、それゆえもっと悲惨な運命を見て取れるのは夫であるルイ16世です。普通の家庭に生まれていれば「平凡な良い家庭人」であれただろうに、最も重い決断をし、最も重い責任を負うべき王になってしまった。

    この夫婦の哀れな最後の半分以上はこの夫にあるような気がしてなりません

  • 「ベルサイユのばら」を読んで「アンドレ! オスカル!」ごっこをしていたころ(歳がバレるなあ)、これがこの漫画の「参考文献」のひとつだと知って、少し後になってからこの上下巻を買って読みました。「ベルばら」の史実と虚構の区別はついていたはずだけれど、でもこっちのほうが面白いではないか!と思いました。以後、ツヴァイクという人の筆致に信を置くようになったのです。そして翻って、やっぱり「ベルばら」ってよくできてたよなぁ、なんてことも考えたのでした。フランス革命のことを(もちろん或る側面からではあるけれど)、とっても活き活きと感じることができます。そして、ルイ王朝とかハプスブルク家とかモーツァルトとか、いろんなことについて考えさせてくれます。

  • ライプツィヒにて読了。<br>
    <br>
    知らない人はいないだろう。ハプスブルク家からフランス王家に嫁ぎ、慣れないながらも皇太子妃、そして王妃としての生活を余儀なくされた彼女。
    華々しさばかりが描かれたどこぞの映画とは全く異なるマリー・アントワネット像がここに。

  • I will read this soon...

  • マリー・アントワネットを知るために必要十分な本。必要以上に感情移入せず、わりあい冷静に彼女を分析している。『ヴェルサイユのばら』などもこの本を参考に描かれたらしく、ここを基本として様々なアントワネットが拡がっている。

  • 非常に面白い。そして悲劇だということがじわじわ伝わってくる。堅そうな文章なのにすらすらと読めるのは訳がよいのだろう。「心理学的に〜」「心理学的に〜」というフレーズが目立ったのがきっとツヴァイクのころの時代柄なんだろうなあ、と違うところで感心してみたりして。参考文献の一。

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