ガリレイの生涯 (岩波文庫)

制作 : Bertolt Brecht  岩淵 達治 
  • 岩波書店 (1979年11月16日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003243923

作品紹介

地動説の撤回をめぐって教会とガリレイとの間に起った歴史的事件は「それでも地球は動く」という伝説的名句とともに誰もが記憶にとどめているに違いない。ブレヒト(1898‐1956)はガリレイの人物と時代を知悉してそれを戯曲化し、ガリレイの生き方を問うことによってナチ時代を生きた作者自身の、そうして我々の生き方をも問うている。

ガリレイの生涯 (岩波文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ガリレイの挫折は現代に生きるわれわれにも教訓を残した。不遇な晩年は報われたのだろうか。

  • 考えさせられる演劇。

  • ブレヒトのガリレイの生涯を読み終わる。科学者の社会的な責任にっいて、ガリレオの変節の意味を問うた作品。
    舞台では4時間近い大作。筋を追うのに、大変だった。最後の方の、ガリレイの長セリフがいい。

  • 残業が終わって帰りの電車を待つ間そして電車の中で、光文社新訳との違いを意識して速読。岩淵の訳はやはり硬質というか文法に忠実というか実に岩波っぽい。やっぱりクライマックスは異端審問所に喚ばれたガリレイが拷問器具を前にして無理矢理頭を下げさせられた場面、一転して田舎町で"新科学対話"が伝わっている場面への転換でしょう。戯曲ならでは。ナチス台頭を憂いたブレヒトの真骨頂。ドイツ語が読めたら自分の間合いで味わえるのに。

  • (2000.09.15読了)(1990.09.22購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    地動説の撤回をめぐって教会とガリレイとの間に起った歴史的事件は「それでも地球は動く」という伝説的名句とともに誰もが記憶にとどめているに違いない。ブレヒト(1898‐1956)はガリレイの人物と時代を知悉してそれを戯曲化し、ガリレイの生き方を問うことによってナチ時代を生きた作者自身の、そうして我々の生き方をも問うている。

  • 天才的に意地の悪い作品である。賢さと愚かさは、常に紙一重のところにある。愚を装いながら、晩年のガリレオ•ガリレイは本当に賢者であったのか。彼は最後の最後で無責任になる。

  • 配架場所【図・3F文庫】 岩波文庫赤(32)-439-2 
    貸出ランキング 利用者別(大学院生) 2位 貸出回数7回

  • ガリレオ・ガリレイと聞いたら、誰でも思い出すであろうあの人の生涯を戯曲として作り上げたのがこの書。科学と政治の関係を鋭く批判しているので、非常に面白い。はっきりとそれを踏まえて書かねばならなかったブレヒトの時代的な事情はこの書の解説を読めば分かると思います。

    14幕が全てのような気もします。
    当代きっての学者ガリレイが教会の圧力に屈しながらも、淡々と研究を許され続け、学者としてかつての弟子にその研究成果を託すシーン。弟子は表舞台から消え去りながらも研究を続けた師の自己韜晦に、理性の勝利を感じ英雄的な姿を見出すが、師は頑なにそれを否定し、私もまた一人の人間であったと伝え、科学の置かれた現状を自らが置かれた現状を顧みつつ批判する。それが凄い。科学と政治の奇妙な関係の批判。

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