ドイツ炉辺ばなし集: カレンダーゲシヒテン (岩波文庫 赤 445-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784003244517

作品紹介・あらすじ

ドイツの人々に広く親しまれてきたヘーベルの小話.笑話・逸話・人情話・とんち話等々,人間性とユーモアにあふれる58篇を精選.

感想・レビュー・書評

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  • ブレヒトの『暦物語』はこういうものを下敷きにしているのか。暦とセットになった(というか暦を売るため?の)お話し集。基本的にはキリスト教の教えなのだろうが、単に面白い話・めずらしい話的なものも多い。

  • ヨハン・ペーター・ヘーベルによるカレンダーゲシヒテンと呼ばれる短い話――笑い話・頓知話・逸話・寓話を58篇収録。なかなかおもしろかった。

  • 図書館の期限がきたので、途中でやめてしまったけど、安い昼飯と、名裁判官はふふっと笑った。そこまでユーモアにずれも感じなかったし、最後まで読めばいくつか面白い話もありそうなので、機会があればまた読みたい。

  • 皮肉的で面白いものと、内容のないものと。雑多だが暇潰しにはよい。

  •  寓話と言うのか、人生の教訓や人心の不思議、人情などを描いた、数十のお話が収められた本。どれもショートで、ものによっては半ページのものもあって、たいへん読みやすい。というのも、この物語集が元々労働者のために書かれたもので、出来るだけ軽く読めるように、と工夫されているからだそうな。
     はっとするもの、勇気づけてくれるもの、くすっと笑えるものなど、物語のバリエーションは様々で、その内のどれもが捨てがたい魅力を持っています。 
     ぜひご一読を!

  • 無骨。
    全ての話に教訓が含まれているのがドイツらしい…のか。

  • 愉しいです。エッチングらしき挿画もまた。ヘーベル自身は、三百ほどの暦話を取材していたそうです、その中からの精選58篇。ヘーベルが「グリム童話集」を知ったのは後になってからで、この作品には全く影響していないとの由。だからこそ!私は(って、ここで叫んでも誰に届くか覚束ないけれど)この物語集を!、と言いたい。グリム兄弟より、いいかもよ!私は、好きだぞよ。

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